父ちゃんJr.の
独り言・・・。 ♯22

ありがたき幸せ!!

2013年の初釣りは
アマダイ仕立船の上乗りでした。
潮流れがイマイチだったのにもかかわらず
皆さん、一生懸命に誘いをかけて頂き
ポツポツと本命が入りました!!
アマダイ初挑戦の方や
船釣り自体初めてという方にも
楽しんでいただけたようで何よりです!!
何といっても、この日の目玉は
56cmのHJ(ハイパージャンボ)アマダイが揚がったこと!!
アカアマダイの56cmは与宗丸記録更新ですよ!!
タケちゃんと二人で喋ってて
「こんだけデケェとSJじゃねぇな、スーパーじゃなくてハイパーだ(笑)!!」と
いうことになりやした!!

次の日、もちろんアマダイの乗合に乗って行きました!!
その日は潮流れも多少あって期待大!!
だけど朝からわるっ寒くてどうなるかって感じ・・・。
「アイツは、寒い日は手がかじかんで
すぐカムロ(操舵室)に入っちまうからな(笑)!!」という噂が流れているよう・・・(哀)。
だから、今日はそうならないように気合を入れなくては!!って。
だけどやっぱり寒かった!!
手袋してなきゃ餌もロクにさせなくなっちゃう程でした。
だけど、魚の方は元気でしたね。
朝一の流しで本命の顔を見れ
赤ボラもポツポツ喰ってくる!!
こりゃ、今日はいいや!!

だけど、こんな気持ちでいられたのも
その後の数時間まで。
寒風も凪いでいき
ポカポカの釣り日和になったのに
肝心の魚の活性がなくなってきたみたい。
次第にアタリが遠のき
本命はもちろん、外道(そとみちじゃないよ!!)も
心なしか引っかかってこない・・・。
時間はそろそろ昼だというのに。

もう、一旦ブリッジで休憩だ。
寒くはなくなったから
手がかじかんだ訳じゃないけどね。
そんでせんべいなんか食べながら
「この前は、こんなことしてる内にSJが揚がったんだよなぁ・・・。」
なんて思っていたら
トリ舵ドモのお客さんに本命らしいアタリ!!
あれよあれよと言ってる間に
揚がってくればアラフォーサイズのアマダイ!!
「おぉ〜!!」
だけどそんなこと言ってるのも束の間
今度はオモ舵ドモのお客さんにアタリが。
ブリッジを出てタモ網を持ち準備をする。
アタリの感じからは、きっと本命!!
それもSJは堅いだろうっていう引き!!
数分のやり取りの末
揚がってくればデカアマダイ!!
測ってみれば51cm!!
ブリッジに戻ると
すぐに言われましたよ、タケちゃんに。
「だから道具やってりゃ、良かったのに。お前ぇに喰ったかもよ?」って。
かっこ悪いけど、ごもっともです。
ハイ。

船席に戻って道具を即投入。
底ダチをきって
誘いをかければ
すぐにアタリが出た!!
巻き上げを開始して
本命間違いないアタリに
顔をニヤニヤさせながら
ブリッジを見れば
タケちゃんが「ほらな、道具やってりゃ喰うべ?」って顔してた。
釣れたのはやはり本命。
SJの半分くらいの立派なアマダイ(笑)!!
この後も数匹ゲット出来て
イイ感じの喰いになってきた。

もう、こうなりゃ
いつもの通りワタクシ調子に乗っちゃいますよ!!
餌を付けてすぐに投入。
底ダチを切って
誘いをかけるんだけど
さっき初っ端の誘いでアタったイメージが有るから
慎重に一発目の誘いをかける。
シーン・・・。
アタらない。
まぁ、いつも一発目の誘いでアタるわけじゃないよね。
気を取り直して
誘いをかけていく。

何回か竿をあおった時
コツコツ・・・。
かすかに何かアタったみたい。
よし!!と思ってアワセをくれる。
さぁ、巻き始めようと思ったら
アレレ?引かない?
スッポ抜けたか?
そう思って数メートル巻き上げた時
ゴツゴツ!!
いっきなり竿がしなった!!
ヤバい!!
デカい!!
瞬間的に分かった。
一瞬にして心臓がバクバクしてきた。
膝もガクガクしてる。
かっこ悪いようだけど大げさじゃないよ!!
竿をポンピングして
手で巻いてくるんだけど
何度となく引きに強さにハリス切れを予感させた。
だからと言って
手を緩めれば
ハリスがたるむわけで
フワッと軽くなりバラシもよぎった。
時折、頭を振るような独特の引きがあって
アマダイだって確信した。

その頃にはタケちゃんも横に来て
色々言ってくる。
「ホントにアマダイかぁ(笑)?」
「外れちゃったんじゃねぇの(笑)?」
「釣ったら写真撮んのか(笑)?」
こっちが答えてるヒマがないのを知ってて
全部半笑いで聞いてくる。
ほとんど会話が成立しないまま
どうにか巻いてきて
ようやく天ビンが見えてきた。
すると、たちまちあぶくが上がってきて
その下に魚体が見えた。
手を伸ばして天ビンを持って
慎重にハリスを張る。
その瞬間ボコッと音がしたかと思えば
見るからにデカいアマダイが浮いた!!

すかさずタケちゃんがタマ網を入れ魚を掬った!!
「よっしゃ!!」
それを見て思わず声が出た。
あらためて心臓がバクバクしてるのがわかった。
魚が船に入り測ってみれば51cm!!
やった!!SJアマダイ釣ったんだ!!
普段、能書き言ってるけど
やっと釣れましたよ!!
喜んでたら「写真撮んのか?」って
タケちゃんが聞いてきた。
「そりゃ、もちろんお願いします(笑)!!」
撮るんかい(笑)って顔してたけど
だって嬉しいんだもん!!
漁師のせがれだって
父ちゃんのJr.だって
嬉しいもんは嬉しいんだもん!!
この後、沖揚がりまで数投やって
2匹ゲットしての沖揚がりとなりました。

ありがたかったのは
帰ってからのおめでとうの声!!
色々な人に応援してもらい
今回やっとSJを釣り上げることが出来たんです!!
本当にありがとうございました。
幸せもんです!!

PS.ゆうじろう兄ちゃん(@SJR丸)
ブログに書いてあったことマジで感動しましたよ!!
ありがとうございました!!

アメさん(@NGS丸)
宣言通り書きましたよ!!
いつもいつも購読ありがとうございます!!

達矢クン(@FJ丸)
次こそは60cm目指します(笑)!!
その前にHJの壁が有った(笑)!!
「良かったな!!」の声
ありがとうございました!!





父ちゃんJr.の
独り言・・・。 ♯21

デカイ事は言わない方が・・・。


久し振りになってしまいました。
最近のことを書いてみます!!

カマス船に乗っていった時はこんなだったっけ・・・。
数日前からポツポツとカマスが喰いだし
それを餌に泳がせでハモノ狙っても
ブリが顔を出し始めた。
こうなりゃ当然乗っていくしかないでしょ!!
久しぶりのカマスにワクワクしながら
用意を始めたんです。

釣行当日。
起きて着替えようかと思うなり
わるっ寒い!!
時期はもう冬には違いないけど
寒すぎじゃん・・・。
あああ・・・。
でも、こんなことで弱音を吐いちゃいられねぇとばかりに
道具を持って港に向かった。

受け付け開始の時は
お客さんの姿は見られず
出船できるのか??と心配したものの
出船時間になる頃には
十数名お客さんも集まりだして
期待大で出船!!

この日はカマス釣り初挑戦の妹Aも
乗って行ったんで
色々釣り方を口では言ってみたんだけど
何しろ自分も何年かぶりのカマス・・・。
妹Aの前で恥はかけないから
結構緊張モード。

場について道具を投入し
オモリがたっ着けば
底ダチをきってタナを取る。
シンプルに見えて
奥が深いんですよね。
カマス釣りって。

そんな中、竿先に集中していたら
「アタッタ!!」って妹Aが。
カツオの時の癖なのか
声を上げてガツンと合わせた。
はっきり言って目が点ですよ(笑)!!
え、もう喰ったの?って。
巻きあげてくればやはり本物
カマスだよ。
今季お初のお目見えは自分の魚じゃねぇの。
トホホ(笑)。

でも、その後すぐのこと。
ちゃ〜んとカマカマは分かってくれてる。
自分の道具にもアタリが!!
ガツンとアワセをくれて
しっかり喰い込ませた!!
水深がやや深めとあって
巻き上げの時の緊張が半端ない。
独特の引きが有る度に
うん、バレてない!!
よしよし!!って感じ。
バラシほどこっ悔しいことはないですからね!!

船べり停止で電動が止まって
仕掛けを上げてくれば
いましたよ、ちゃんとカマスが。
サイズもハモノ狙いにもってこいのサイズ。
泳がせに使うんだから
魚を無理に掴まないようにし
嬉し喜んでハリを外そうとした。
と、その時!!
ガブッ!!
「あ、痛っ!!」
カマスに噛まれた(泣)。
そうです、恥ずかしながら
カマスに噛まれたんです。
魚をハリから外そうとして
噛まれるなんて珍しくないかもしれませんが
相手はカマス、あの歯!!
その時は手がかじかんでいて
気付かなかったけど
しばらくしたら血がタラ〜リ。
焦ってブリッジに行って
血を拭こうとしたら
「何をやってんだぁよ!」ってタケちゃんが。
半分笑って半分呆れて・・・。
カマスに噛まれて血が出ましたなんて
こっ恥ずかしくて言えないけど、
これこれこうでって説明しました(笑)。

そうしてる間にも妹Aは
ポツリポツリと釣ってるんだから
なんとも、自分の情けない事。
その後、自分が道具をやる頃には
喰いも落ち着いちゃって
流しかえる毎にどうにか顔を出す喰いになっちゃった。
釣れてる時に道具をやってないってダメですね、ハイ。

終わってみれば
数日前からの喰いがウソのような一日でした。
あえて釣果は言いませんが
妹Aには負けました。
ハモノの結果も聞かないで下さい(泣)。
あぁ、渋かった・・・。
痛かった・・・。

アマダイに乗って行った時はこんなだったな・・・。
カマスに噛まれた痛みも忘れた頃
今度はアマダイの様子がイイ感じ。
SJもポツポツあがって
シーズン真っただ中!!
よし、やってやるぞ!!
釣ってやるぞ!!って
道具を整理し始めた。

ここで、ふと自分で気付いたんですけど
オレって釣り行く前に
釣れることしか考えてないんだなって。
喰いが悪くて釣れなかった時のことって
考えないんだなって。
そんで、惨敗くった時に
後からショック受けるんだなって。
今回もそのパターンで
SJを釣れる気になっちゃってましたね(笑)。

釣行当日
朝起きて家を出れば
ナライ(北東風)がうなっちゃってるの!!
もう、港に向かえば
ますます強くなるばかり・・・。
おかげさまで
アマダイ船のお客さんは何人か見え
出船は決定なんですけど
この吹きっぷりはすごかった
風向いたら歩くのがやっとこさ状態。
でも、アマダイ釣り師のみなさんは熱かった〜!!
皆さん、SJ釣るのは俺だ!!って顔をしながら
出船まで準備に取り掛かっていましたね。

出船時刻になって港を出ると
やはりナライの強い事。
これが沖の風なら出れませんでした。
場について船を風に向けると
おぉ〜!!
船が下がってっちゃうんじゃないかってくらい。
そんな中「ハイどーぞ!!」の声で
釣行スタートとなりました。

この日も妹Aが乗って行ったんですが
この前のカマスの二の舞は避けたく
自分の分の道具は持って行きませんでした。
横で同じようにやっていながら
恥をかくのは目に見えていましたからね(笑)。
だから、釣るのは妹Aに任せて・・・。

そんな中、この風を物ともせず
アマダイ釣り師のみなさん
誘う!誘う!
置き竿になんかしないで
自分の仕掛けをアピールしてましたね!!
そういう状況ですから
アタリもポツポツと有って
中には47cmのジャンボを揚げた方も!!

それはそうと妹A
一生懸命誘いをかけてるのに
しばらく赤ボラも喰ってこない状況。
横でアドバイスを言おうものなら
「言うなら、自分で道具やりなよ!!」って一蹴。
確かにそうですね。
「じゃあ、貸してみな!!」と
竿を受け取り誘いをかけた。
コツン、コツン
ウソみたいにすぐアタッた!!
これを見ろって顔をしながら巻き上げれば赤ボラ!!
まぁ、良しとして下さい(笑)。
ここでわたくし調子に乗ってしまいまして
すぐに餌を付け次を投入。
オモリが着底して
タナをすかさず切る。
今度は本命が喰う事を期待して誘いをかける。

何回か竿をあおった時
ゴツン、ゴツン!!
明らかにモノホンのアタリ!!
JやらSJやらと口では言っても
取りあえず顔見れればいいやって感じで
巻き上げてくれば
やはりアマダイ!!
もう、妹Aの前で
カマスの時の名誉挽回は出来たんじゃないの?って感じ。
もう、さらにわたくし調子に乗ってしまいまして
またまた餌を付けて次を投入。

これで釣れれば
もう言う事なしなんだけどって
集中して誘いをかける。
するとビックリ!!
またしても本命間違いなしのアタリが!!
慎重に巻き上げれば
やはりアマダイ!!
さっきのアマダイと合わせりゃ
2匹でSJをよぉ〜く超える(笑)!!

妹Aはアタリがなかったのに
「貸してみな!」の一言で釣っちゃう自分!!
まぁ、これでカマスの時の恥は帳消しだ!!
寒いからブリッジに入って
せんべいを喰いながら
ホッと安心!!
妹Aも「今日はタイミングが合わないのかな?」って感じで休憩中。

時間はそろそろ昼を過ぎる頃
ふと外を見れば何人かのお客さんが
トモを見ながらなんか言ってるみたい。
なんだ?って思って見てみると
エーッ!!
トモのお客さんが明らかにSJクラスを釣って
ハリから外しているじゃありませんか!!
ギョエーッ!!
いつの間に!!
おぉ〜!!おぉ〜!!って
思わず声を出しながらブリッジを飛び出した!!
タケちゃんも妹Aも
「こいつ、一人で何やってんだ!?」って顔してたけど
そんなのお構いなし!!
メジャーで測れば54cm!!
今度はあえて日本語で
超巨大アマダイ浮上!!
このお客さんはSJを何回か揚げている方なんだけど
今回は引きからこんなに大きいと思わなかった!!って。
だから、やり取りの時も
いたって普通に揚げてきたそう。
とは言ってもいつの間に!!ですよね。

ブリッジに急いで戻って報告すれば
タケちゃんもビックリしつつも満足げ
今日もこれで無事にSJが入って一安心!!
「いやぁ〜、良かった、良かった!!」
船中ではジャンボもスーパージャンボも揚がったし
何しろ自分もサイズこそ・・・ですが2枚ゲット出来た!!
自分の中ではボ○ズじゃなきゃ◎なんです!!
それに、なんと言ってもカマスの時の雪辱を果たしたことがデカイ!!
妹Aに「オレはやるときゃやるんだよ!!」って鼻息荒し!!
そしたら妹Aが一言。
「SJ釣ってからデカイ顔しなよ!!」だって。
「ハイ、ゴメンナサイ・・・。」
確かに何も言えませぬ。

アマダイ行った次の日
アジに乗って行って
またもや妹Aにコテンパンに負かされたのは
言うまでもないです(笑)。
半日釣りをやって
妹Aは30くらい
ワタシは一ケタ・・・。
言い訳をさせてもらえば
寒さで手がかじかみ
数投やってブリッジに入ってました・・・。

やっぱ、デカイ事は言わないようにします・・・。





父ちゃんJr.の
独り言・・・。 ♯20

沖で喰う飯!!

何しろ沖での飯は
食べられる時に食べとかなきゃならない。
よく父ちゃんも「沖じゃ、喰える時に喰っちゃっとけ!!」って言っていたし、
いつ魚が喰いだすか分かんないってのがありますからね。
それに、♯9「ナブラが浮けばカレーが・・・。」の回でも書いたけど
その時の状況とか釣りものとかを考えて
昼飯を用意するのが重要なんですよね。
もちろん魚を釣るのがメインなんだけど
腹が減っては何とかって言うでしょ
そういうもんです。

それに、自分だけアタリがない時とか
ハマっちゃってる時とか
よく間直しに食べることにしてるんです。
そうすると、結構その後に
アタリが有ったりすることも少なくないんですよ。
まぁ、気のせいだろうけど(笑)

カツオに乗っていく時は
ソーダの塩の握り飯を
よく持っていってましたね。
食べる時間が無いことを予想して
やや小さめに握ったやつを
10個くらい持っていくんです。
何回かに分けて
食べれると思った時に食べれますからね!!
弁当箱開いて「さぁ、何から食べようかなぁ〜!!」なんて
言ってるヒマはないんです。
とは言っても、「このままじゃボ○ズになっちまうぞ!!」ってことが多い自分は
実際、握り飯さえ食べてるヒマないんですけどね!!(笑)

話は変わって
最近のアジ釣りに持っていくのは白飯だけ!!
オカズは現地調達ですよ!!
釣ったアジを刺身にしてアジ丼にするんです!!
まぁ、アジの喰いが不調で
オカズを調達できなかった時の為に
ふりかけとか缶詰を持って行ってるってのは
大きい声では言わない事にしますが・・・。(笑)

まぁ、とにかく自分で釣って
その場で食べるんだから
旨くないわけないじゃんって感じ!!
特に今のアジは脂も乗っていて絶品!!
豊ちゃんが「最近のアジは身が甘いような気がする!!」って。
確かに言われてみればそんな気もするけど
そんなこと考える前に食べちゃってた!!(笑)
もうね、この旨さなら
何か考える前にペロッと食べちゃいますよ!!

魚を釣ったなりクーラーに入れるか入れないかの内に捌くので
新鮮でいて魚が冷え切ってないんです。
だから切り身にしたなり
脂の溶け出しがスゴイ!!
もちろん、魚を持ち帰るには
新鮮さを保つために
クーラーに入れて氷を効かせ
よく魚を冷やさなきゃならないわけだから
この脂の溶け出す新鮮なアジは
船の上じゃなきゃ味わえないよ!!
もう、これは釣り師の特権ですよね!!
それで丼にするって
一番の贅沢な食べ方なのかも。
シャレたことは気にせず
黙ってかきこむだけですよ!!

気分はカツオ一本釣り船の乗組員!!
カッパを上下着たまま、デッキにどかっと座り
ヘルメットをかぶったままなのもお構いなしに
カツオの刺身で大盛り丼飯をただただかきこむ。
そんなイメージ!!

こんなこと書いてたら
カツオの刺身食べたくなっちゃった!!
もし今年も去年みたいにカツオ船が出たら
船の上で乗組員になりきってやってみようかな?
あっ!!その為には釣んなきゃ話にならないじゃん!!
あちゃあ・・・、いつもボ○ズになるかならないかのくせに
デカい事言っちゃったな・・・。(笑)





父ちゃんJr.の
独り言・・・。 ♯19

何しろおもしれぇんだもん!!

久しぶりの更新になりました。
書こうと思っても
何しろこの独り言のコーナーは
全部、実話なもんで
ネタが自然発生してくんなきゃ
書けないんですよね(笑)
わざとネタになるようなことをしても
それは違うかなと。
それに♯18で
なんとなく満足しちゃったってのも
有ったりなかったりで(笑)
でも、ここにきて
そろそろネタが発生してきたなって感じで
今年初の独り言を書きます!!
NGS丸さんお待たせしました!!(笑)

<上>
ゴールデンウィーク中盤にくらったシケ・・・。
あぁ〜あ、明日は出船できるだろうけど
シロギスに、このシケはどう響くかな?
シケで底荒れしてるからシロギスにはダメ?
大雨で川水が流れ込んで
潮色が濁ったからシロギスにはダメ?
確かに、それもそうかも知れないけど
そんなことで挫けちゃかっこ悪いぜ!!
その日の状況が良かれ悪かれ
何かしら釣りは楽しませてくれるだろう!!
今までがそうだったから
今回もそんな気がする!!

とにかく最近はシロギス船でハモノ狙いの
泳がせ釣りが熱いんだけど
未だに自分は結果を残していない・・・。
シケの後だからなんて
言ってられないんだ!!(笑)

今日のシロギス船は
予報の悪さもあるのかガラガラ・・・。
来られたのはお子さんを連れてお越しの
ファミリー様一組4名だけでした。
時間になったとこで
最近ハモノ狙いで好釣果の
YSMスタッフ岡ちゃんも乗り込み出船!!

航程5分くらいの近場で釣行開始!!
「釣りは初めてなんです・・・。」ということで
第一投目は色々とアドバイス。
「オモリが底に着いたら〜。」とか
「その次は軽く糸フケを取って〜。」とか
「そんでもって軽く竿を上げ下げして〜。」とかね。

しばらくして自分も道具を始めた。
「あぁ〜あ、のどかだなぁ・・・。」
のどかなキス釣りの一コマですよ。
毎度おなじみのいつも通りの風景ですね。
こんな感じで数分過ぎたところで
アレレ?
気付いちゃった・・・。
いつも通りの風景なのに
肝心なアレがない!!
一番大事なアレですよ!!
そう、キスのアタリが無い!!
かれこれ何投かしてるよな・・・。
いつもならこの辺でアタリが有るんだけどなって
ちょっと焦り始めた。
こりゃ、ハモノ道具という考えは一旦お休みだ(笑)
まずはキスのアタリが欲しいもんです。

そんな時、ふと見れば
お客さんの竿にアタリが。
釣れたのはヒイラギだったんですが
何しろ嬉しそうな顔!!
お子さんも一緒に喜んでいる様子!!

とは言うものの
海は昨日のウネリが残り
多少デクンデクン・・・。
段々とファミリーのみなさん
船酔いしてしまったよう・・・。
この海況じゃ仕方ないような気もしますね。
「釣りはやりたいのに体調が・・・。」という感じ。
せめてシロギスの様子が良ければいいんだけど
アタリはやはり無し。
そこでタケちゃんが
「サビキの仕掛けでシコイワシが喰うだろうから狙ってみては?
子供でも気軽に楽しめるよ!!」とすすめた。
「はい、そうします!!」とのことで
お子さんたちが先にサビキ釣りを始めたんだけど
第一投目、道具を投入したそばから
すぐにアタリが出て道具が下りていかない!!
巻いてきて竿を上げたなり
ズラリとシコの鯉のぼり!!
シコも中には太ったのもいるみたいだし
ハリの数分喰ってくる勢い!!
何しろお子さんたちは夢中!!

何回か投入して
だいぶお土産を確保した頃
船酔いがちょっとひどくなってきたようで
ファミリーのお父さんが「そろそろ揚がってもらえますか?」とのこと。
乗合船とはいえ、今日は一グループだけでの出船だったもんで
早揚がりすることになりました。
8:30分でしたけどね。

港に帰ると
ファミリーのお父さんもお母さんも
もちろんお子さんたちも
「船酔いはしたものの楽しかったです!!」と
嬉しいお言葉!!
「今度はウネリのない日に挑戦します!!」と言って
お帰りになりました。

<下>
さぁ、その後ですよ!!
旨そうなシコが港のすぐ前で
ハリったけ喰うんですよ!?
まだ時間も九時前ですよ!?
こうなりゃオカズ釣りに行くしかないっしょ!!
ということで
港にお茶入れに来た妹@も加わって
今度は今晩のオカズを釣りに出発!!

場について道具を投入すれば
やはり、すぐにシコのアタリ!!
巻き上げればズラズラッとシコ!!
ふと見れば妹@も、
すでにシコの鯉のぼり状態!!

一回なんかは
10本バリに11匹かかってくることもあって
一つのハリに2匹喰っちゃってるの。
さすがゴールデンウィーク
乗車率110%だよ!!
その代わり水面での途中下車(バラシ)も
何回かあったけどね(笑)

いやぁ〜、楽しい楽しい!!
釣りあげたなりシコをハリから外して道具を再投入。
そんでシコをクーラーに入れてる時には
竿にはすでにシコのアタリ!!
休む暇なしのハッスル状態!!
タケちゃんも岡ちゃんも妹@も
汗をかきながら夢中になってた。

こんな感じで30分くらいやってたかな?
タケちゃんが「オカズも出来たしそろそろ揚がんべぇよ〜!!」とのことだったけど
まだ魚も喰ってるもんで
「もうちょっとやりたいんだけど・・・。」とアピール。
今入ってきた反応が抜けるまで延長して港に帰りました。

帰ってからが大変でした!!
推定300〜400匹のシコを料理するんだからね(笑)
みんなで手分けして
生姜を入れて煮付け、
天ぷらに南蛮漬け、みそ汁も作って
沖揚がりはシコパーティーになりました!!
相当な量でしたけど
ペロッと食べちゃいました!!(笑)
そんでもって旨かった〜!!

いやぁ、夢中になっちゃいましたよ!!
やっぱり釣りは楽しませてくれました!!
だって、何しろおもしれぇんだもん!!





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#18

カツオとキメジと釣りの楽しさ!!

長らくお待たせしました!?
果たして、このコーナーを待っていた方が
実際どれだけいるのかは分かりませんが(笑)
やっと書けました!!
ご存知の方もいるとは思いますが
最近は沖に行ってることが多くて
なかなか書けませんでした。
沖に行くからネタが出来るんですけどね。
今回は最近沖に行った時の話です。
毎度のことながら
だらだらと長い文章ですが
よろしくお願いします。

〈上〉
待ちに待ったシーズン到来!!
カツオのシーズンだよ!!
去年は上物の魚が全体的にダメで
自分もカツオは釣れなかった・・・。
だから、今年のカツオ開始は
今までの時とは違った意気込みと嬉しさ!!

今季初出船のカツオには
妹Aも乗っていくことに。
カツオを釣りたくて
今までアジとかアマダイで釣りに慣れてきた。
ついに念願の初カツオ釣りだよ!!

釣行当日、妹Aは弁当用のソーダの塩の握り飯を作る。
10個!!
まぁ2人分ですけどね(笑)
なんで握り飯なのかは
#9を読んでもらえれば分かると思いますが・・・。
自分はと言えば仕掛けの準備等々をして決戦に備える。
やっぱり当日はテンション上がって
朝4時とは思えない感じ。

港に向かえば海は凪!!
魚の喰いはともあれ
やっぱり凪が一番!!
船が堤防に着いて道具を積み込む。
やっぱり、朝のドキドキ感
ワクワク感は何にも比べられないよね!!

お客さん方も集まりだして
段々と賑やかになってきた!!
そろそろ出船時間になる。
今シーズン初釣りはどうなるのか?
楽しみ楽しみ!!

港を出て沖へ向ける!!
船団はかすかに見える程度。
無線によれば「アタッタ〜!!」とか
「顔見たよ〜!!」と
モーニングの様相!!
それを聞いて気持ちは焦る焦る!!

タケちゃんはアッパーブリッジに移動し
跳ねを探索モード!!
自分と妹Aも屋根に座って
海に目を向けてみる。
船団が段々と近づいて来た。
船の動きは激しくて
今年も魚の動きは速そう!!
「そうだ!!こんなことはしてられない!!すぐに投入できるようにしてなきゃ!!」
妹Aは、「最初の内は釣りを見てやり方を把握したい。」と言うので
初めは自分が道具をやることに。

船団をぐる〜っと一周して
たちまち回転が上がって走ったかと思えば
素早くスローに。
「ハイ、どーぞ!!上から20〜30m!!」
合図がかかってスタートが切られた。
素早く道具を投入して指示ダナまで下ろす。
すかさず竿を振って餌をどぉ〜んと撒いた。
ドキドキ、ドキドキ・・・。
「アタれ!!アタれ!!アタれ!!」
竿先に集中していたら
いきなり、オモテのお客さんが「アタッタぞ〜!!」の声。
自分の道具を隣で見ていた妹Aに渡して
アタリの有ったお客さんの所へ向かい
魚を掬う準備をする。
数分のやり取りの末、魚が見えてきた!!
「カツオだ!!カツオだ!!」
水面から魚の顔を出して
無事に魚がタマの中に!!
「入った〜!!」
お客さんも嬉しいようだし
もちろん自分も嬉しい!!
その後も、船内では次々に「アタッタ〜!!」の声が上がる!!
その中に妹Aの声が有ったような?

そうです。
魚を掬った後、妹Aを見ると
「アタッタ〜!!」と言いながら
竿には確実にカツオの引き!!
「巻いて!!巻いて!!巻かなきゃバレちゃうよ!!」
「そんなこと言ったって、巻けないよ!!」
こんな感じのやり取りの末
魚があがって来た!!
やはりカツオ!!
無事に魚が船に入って一安心!!
妹Aは腕はパンパン、膝はガクガク。
緊張しながらも初挑戦で顔見れた!!
ってか、自分が道具を持ってれば
アタリは自分に有ったのかな(笑)?

妹Aは、その後も釣りを続けていて
次のゴングで、もう一本カツオをゲット!!
後半はアタリが遠かったけど
初挑戦で二本ゲットは運がいいや!!
この日は朝方の方がアタリ活発だった。

港に帰ったあと、
これを聞いて闘志を燃やした妹@!!
「今度、自分もカツオに乗ってくから!!」とのこと。
ぶっちゃけた話、妹@は船酔いになりやすくて
今まで、船には行かなかったのに
今回ばかりはそうは言ってられないみたい!!

〈下〉
今度は妹@の釣行当日。
凪はいいみたい。
この前よりも場が近くなって早めの釣行開始。
第一投目からアタリ出し船内多数ヒット!!
そんな中、妹@にもアタリが有ったよう。
だけど、オマツリのようにも見えたので
「オマツリならのばしてみて!!」と
妹@に言ってしまった・・・。
後で分かったことだけど
オマツリじゃなくて魚のアタリだったみたい
「のばして!!」と自分が言った為に糸を送って
魚はバレちゃった・・・。
こりゃ、自分のミスだ・・・。
ゴメン・・・。

その後も、妹@にはアタリは有った。
船酔いになりながらも
一生懸命に釣りを続けていたけど
ゲットにはならず
ボ○ズになっちゃった。
帰り、船が走ってる時に
妹@は悔しくて泣いちゃってたよ。
周りのお客さんにアタリは有った中
妹@は船酔いで自分の思うように出来なかったから
だいぶ悔しかったんだろうね。

港に帰ると
堤防に竜ちゃんとワラちゃんがいて
「どうだった〜!?」って妹@に。
妹@は、なんか言う前に
両手で顔を覆っちゃって
また、悔し涙を流してた。
「2,3回アタリが有ったけど獲れなかった・・・。」
妹@の代わりに自分が言ったら
竜ちゃんは妹@に「また頑張れよ!!」って。
妹@は「リベンジを絶対果たす!!」って顔を抑えたまま言ってた。
何しろ、朝、沖行く前
妹@は「今日の竜ちゃん家の分の晩飯は釣ってくるから!!」とか
「もし今日の釣果が船中一本だったら、その一本をあたいが釣ってやる!!」なんて
冗談交じりに言ってたからね。
悔しいやら、なんとやらだよね。

妹@のリベンジの日!!
この日も凪は良さそうで
リベンジにはもってこいな感じ!!
いつも朝一発目の流しは
アタリが活発だから
妹@もモーニングに賭けてるみたいなとこもあって
真剣そのもの!!
餌を大きく撒いて
自分の仕掛けにアピールをかける!!
そんな頃、船内では「アタッタぞ〜!!」と
何人かのお客さんから声が上がり
数本カツオが入っていった!!
この日は岡ちゃんも乗っていたんだけど
この流しで岡ちゃんもカツオをゲットした。
妹@にもアタリが有ったんだけど
途中でバラシちゃって
残念ながら船には入らなかった。

朝一、一発目の流しでバラシはしたけど
その後の流しで
お客さん方にポツポツとアタリが有って
妹@にも可能性はまだまだ有るよ!!

そうは言ってはみたものの
妹@は、次の流し、そのまた次の流しも
アタリは有っても
バラシだったりハリス切れだったり・・・。
アタる度に「アタッター!!」って声をあげて
やり取りしようとしたけど
うまくいかなかった・・・。
一回なんかは推定大型マグロで
一瞬のうちにブッチンだ。

時間はどんどん過ぎていき
もう1時過ぎ・・・。
正直な話、時間も時間・・・。
船は流しかえて
「はい、ど〜ぞ!!」の声。
妹@は上から35mくらいまで
道具を下ろし餌を撒いた。

そんな中、お客さんから
「アタッタ〜!!」の声があがったので
自分は魚を掬いに行った。
やり取りの後、無事にカツオが船に入った!!

ちょうどその時、反対の舷側から「アタタタタタッタ!!」の声があがった。
アタリが有ったのは妹@だった!!
見れば竿は大きくしなり
海面にむかってギュンギュンと引いている。
糸はギリギリと出ていって
カウンターを見れば
その時点で90m近くまで持ってかれてた。
「巻いたぁ!!巻いたぁ!!」
たまらず、そうは言っては見たものの
巻ける訳がない。
妹@は竿を起こすことも出来ず
持っているだけでいっぱいいっぱいみたい!!
明らかにキメジのアタリだよ!!
タケちゃんもアッパーから身を乗り出して見てたけど、
獲らしてやりたいなっていう気持ちと
切れちゃうかもなっていう気持ち半々の顔をしてた。
そういや、この前タケちゃんは
「カツオ一本に一つの魂!!キメジ一本に一つの魂を込めろ!!」とかなんとか
ウチらに言ってたっけ。

竿も起こせずリールを巻けないまま
糸がギリギリ出て行くもんだから
どうにかしなきゃダメだということで
竿を竿受けに置いて巻くことに。
だけど1m巻いても3m出ていくみたいな感じで
これでもいっぱいいっぱい。

ええぃ、こりゃ手伝わなきゃなってことで
竿の上げ下げをサポートすることに。
自分が竿を起こして
妹@がリールを巻くといった具合。
船べりに足をかけ
せーのでやり取りをしていく。
叱咤激励をしながら
着実にそして確実に1mずつ巻いていく。
魚の引きがあまりにも強い時は
無理に巻かないようにして
魚が浮いてきた時に
巻けるだけ巻いていく。
周りではお客さんも応援してくれ
岡ちゃんもアドバイスをくれる。
どうにか50mくらいまで来た時に
ゴツンゴツンと再び引きが強くなったかと思えば
いきなり引きが弱まったりで
何度もバラシを予感させた。
その度に「巻けぃ、バラすなよ!!」とか言いながらの
やり取りだった。


「あと、40m!!」
「あと、30m!!」
「20mまで来た!!」と
タケちゃんに伝えながら
とうとうここまで来た。
その瞬間、魚が道具を船の真横方向に引っ張り
向こうの方で道具立てと魚が海面でバシャバシャと見えた!!
一瞬、バレとハリス切れがよぎった。
「巻かなきゃバレちゃうぞ!!とにかく常にテンションをかけるように巻いていくんだ!!」

「10m!!10mまで来たよ!!」
隣の岡ちゃんも携帯の写メから
タマ網に持ち替えて
準備万端の様子。
残り5mくらいになって
段々と天ビンも見えてきた!!
その下に魚も見えてきた!!
タケちゃんもアッパーからおりてきてタマ網を持ったなり魚影を見て
「キメジだ!!キメジだ!!」声をあげた!!

やっとこさ、天ビンが手元まできて
自分はハリスを手繰った。
海を覗いてキメジをぐるりぐるりと案内させる。
顔を海から出させた時
すかさずタケちゃんがタマ網を入れ
「入ったぞ〜ぃ!!」声を上げ
魚を船に入れた!!
「入った!!入った!!」自分も声を上げた!!
今日6回目のアタリをものにして
十数分のやり取りの後
やっと魚が、キメジが船に入ったんだ!!
その瞬間、妹@は道具を置いて
「良かったあぁぁ・・・。」と言いながら
イスの上にしゃがみ込み
電太郎770に負けない声をあげ
「うわ〜ん・・・。」と泣いちゃってた。
それを見て、こっちまでもらい泣きしちゃうほどだったよ!!


この前の悔し涙とは違う嬉し涙で
確かに感動的だった。
周りの船の船頭からも声をかけてもらったりした。
周りのお客さんからも
「良かったなぁ〜!!」と続々と声をかけてもらって
有りがたいかぎりだった!!
お客さん方、ご協力ありがとうございました!!

妹@は魚を釣り上げた後
岡ちゃんに写真を撮ってもらったりしながら
何しろ嬉しそうだった!!
その後、妹@は沖揚がりまで喜びに浸ってた!!
それから何回か場所替えし
お客さん方がカツオを数本ゲットして
沖揚がりになった。

妹@はリベンジ達成出来たんだ!!
港に着いて道具を下ろしていると
竜ちゃんとワラちゃんが来た。
妹@に「今日は泣いてねぇの?」なんて
冗談交じりに聞いていたけど
妹@はキメジのシッポがはみ出たクーラーを指差し
「やったよ!!リベンジやった!!」
日焼け止めで真っ白の顔で笑いながら。
二人は「すっげぇな!!」
「良かったな!!」って
ビックリしてたみたい。

その後、店に帰って重さを量ってみれば7.9kg!!
すごいね!!
そりゃ嬉しいよね。
テンションが違ってたもん!!
この日、妹Aは用が有ってウチに居なかったんだけど
妹Aが帰ってくるまで
「魚は捌かないでとっておく!!」とか言ってた。
魚を丸のまんま見せたいらしい。

それから少し経って妹Aが帰ってきた。
玄関にシッポのはみ出たクーラーが置いてあるのを見て
「ウソ!!釣ったの??良かったじゃん!!」
自分のことのように喜んでた。
だけど、中を見たら見たで
「えっ・・・!!」
言葉を失ってた。
デカいキメジだもんね!!
この前カツオを二本ゲットしたのも嬉しいけど
目の前のキメジを見ちゃったらね。

言うまでもない事ですが
今度は妹Aの方が「キメジを釣ってやるぅ〜!!」と
闘志を燃やしたみたい!!
釣りってこういうのが面白い事なんですね!!
誰にでもチャンスが有るからハマっちゃうし
やめられないんですね!!
これが釣りの楽しさなんですね!!





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#17

念願の!!

〈上〉
デカいの釣りたいなんて言ってはみたけど
段々とアマダイのシーズンも終盤・・・。
最近の自分の釣果はボ○ズを脱するのがやっと。
内心はデカいの釣りたいとかって言うより
顔見れればいいなってのが本音です。

妹Aはアマダイ釣りが面白いらしく
今回、乗っていくことに。
何しろ都合さえ合えば
アマダイを釣りに行きたいらしい。

当日、船に乗り込んで準備をして
釣りに備える。
出船の時間になって船が港を出ると
まさにイイ凪!!
妹Aも船酔いの心配をしてたから
これなら大丈夫そう。

船は近場でスローになって
第一投目をスタート!!
10分かな?15分かな?
いや、30分位たったかな?
自分も妹Aも赤ボラをポツポツ釣る中
「アマダイ入りましたよぉー!」ってタケちゃんの声。
自分とは反対の舷側のお客さんが
ゲットしたらしい。
自分の道具にもアタってくれるよう
誘いにも力が入る!!
そしたらビックリ!!
いきなりアマダイっぽいアタリが!!
アワセをして慎重に巻いてくる。
最初の一匹目は引きの強さはどうあれ
バラシなんて有ってはならない!!
船べり停止で道具を手繰って
オモリが見える。
その下にアマダイも見える!!
オモリを手に取り
アマダイの頭が水面から出る。
思わず顔がニヤニヤするのを
自分でも分かっていながら
抜き上げようとした時
ポクンッ!って
アマダイの口からハリが外れた!!
ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!
まさか朝一からアタるとは思わず
タマ網も用意してなかった・・・!!
急いでタマ網を取りに行き
戻って見れば
居るはずなのにいないぞ!?
水中を目を凝らしてみれば
かすかに魚が見えてる・・・。
そうです、泳いで行っちゃたんです・・・。
なんてバカなことをしたんだろう。
自分でも呆れるほど。
妹Aは見ているし岡ちゃんも見ていたし
恥ずかしいというか
カッコ悪いというか・・・。

今まで、朝一のアタリで
アワセられなかったり、バラシたりすると
それを引きずっちゃうもんだか
その日一日がパッとせず終わるってことがよく有った・・・。
それだけは避けたかったのに
これじゃどうしようもないよ。

しばらくして何の気なしに岡ちゃんを見てみると
本物っぽいアタリが有ったらしく
ちょうど竿を手に取り慎重にやり取りしてる最中!!
引きもそれなりに大きく真剣そのもの!!
数分後、やり取りが終わって
タケちゃんが掬ったのは
見るからにデカアマダイ!!
測ってみると52cmの
岡ちゃん念願のSJアマダイだよ!!
両手でガッツポーズして
すんごい嬉しそう!!
ココだけの話、岡ちゃんは
アマダイを釣りに来て
ずーっとボ○ズの日が続いてたんです。
いろいろと試行錯誤の末
遂にやったんですね!!

それはそうと自分はどうなってんの?
あの水面でのバラシから
赤ボラも心なしか引っかからないような気がする・・・。
船内、お客さんたちは
ポツポツと赤ボラ、ムシガレイ等を釣っているのに。
妹Aも赤ボラをよく釣っているなぁなんて
思って見ていたその時
ゴツンって妹Aにアタリが!!
正直「えっ、ウソ!?」って感じ。
妹Aも少し焦っているみたい。
慎重に巻き上げて
見えてきたのは
やはり本物だよ、アマダイ!
「良かったね!!」って
口では言ってはみたものの
焦る、焦る!!
お客さん方は皆さん顔を見て
船内ボ○ズは自分だけになっちゃって
もっと焦る!!

〈中〉
だけど焦りとかヤル気って
ある程度時間が経つと
無くなっていくものなんですかね・・・。
気付くと竿を置き竿にしちゃったりして
その度に妹Aに注意されちゃってね。
今日はやっちゃったくさいなと
今日はヤバイなと。
だって時間はもう沖揚がり数分前だもん。
もう半ば諦めモードで道具もやらず
妹Aが釣りをしているのを見たりしながら
「あぁ〜あ、やっちまった・・・。」ってポツリ。
そしたらいきなり妹Aが。
「兄ちゃん、道具やんなよ!!諦めちゃダメだって言ってたのは自分じゃん!!」って
ガツンと言われちゃいました。
「うん!!そうだ!!諦めちゃダメだ!!」ってヤル気が出て
時間的に本日最後になるであろう
一投の準備を始めた。
どれもあんまり変わらないのに
形の良さそうなオキアミを選んでハリに付け道具を下ろす。

フワッと糸がたるんだ。
「たっ着いたかな?」
軽く糸フケをとってオモリの着底を確認する。
いつものことだけど
着底して一発目の誘いは緊張する。
ブッ込みでアタったことが多いから。
すぅーっと竿を上げ
心して一発目の誘いをかけてみる。
シーン・・・。
当たり前のようにアタらない。
「まぁね、毎回×Aブッ込みでアタるわけじゃないよな・・・。」
自分に言い聞かせ
続けて何度か誘いをかけてみる。
どんな誘いがいいんだろう?
竿をあおる早さは?
どんなタイミングで?
どれくらいのペースで?
自分がアマダイになった気で考えちゃう。
だけどさ、一日中いろんな誘いをやったつもり
それでボ○ズなんだから
今考えたってねぇ・・・。
こうなりゃ、何も考えないようにしよう!!
“考えない誘い”を実践しよう!!
そう思って
一旦、竿を下げてから
もう一度竿をあおって誘いをかける。
ズシッ・・・。
「アレッ?ね、ね、根がかり?よりにもよって最後の挑戦で根がかり?」
でも、ちゃんとタナをとったハズだから
根がかりじゃないはずなのに。
考えていると竿先から変な感覚。
モゾモゾモゾ・・・。
「おかしいな?やっぱり根がかりじゃないじゃん。竿を軽〜く上げてみよう。」
そう思った次の瞬間、
ゴツン!!ギュン!!ギュン!!
いきなり竿がしなった!!
アタった!!アタった!!アタったんだよ!!
それもデカいアタリ!!
焦りを抑えてアワセをすれば
ギュン!!ギュン!!と更に引く!!
竿先が海面に突き刺さる!!なんてのは
オーバーかもしれないけど
それに近いものが有る!!
恐る恐る手で巻き始めた。
カムロから顔を出したタケちゃんが
「(アマダイ)っぽい?っぽいべ!!ドラグ調整しろよ!!」って。
耳に入っては来ても
実際は焦っちゃっていて
やり取りするだけでいっぱいいっぱい。
竿を一旦持ち上げてから下げて
その時にリールを巻く。
この繰り返し。
アタリの感じ、引きの感じから
アマダイだってのは間違いないと思う。
だけど明らかに今まで釣ったアマダイより
大きなアタリと強い引きだよ。
アマダイならデカいハズだよ!!
心臓がバクバクしているのが分かるほど
緊張していたし慎重だった。
最初の内は引きが強く糸が出ていく。
あんまり手を強くしないようにしよう。
そんな感じでやり取りし巻いてみる。
数分たってだいぶ巻いたなって思って
カウンターを見ても、まだ60m位ある。
巻いてくると最初よりも引きは弱まってきて
今度はズッシリと重いだけ。
さっきみたいに引かないもんだから
最悪の結果(バラシ)がよぎる。
タケちゃんだって
岡ちゃんだって
妹Aだって見てるよ?
最悪の結果は有ってはならない!!
そんな中で30mくらいまで巻いてきた時
再び竿がしなった。
ギュン!ギュン!ギュン!
独特の引き!!
最悪の結果はまだ大丈夫みたい。
アマダイはまだ付いてる!!
期待と緊張を抑えて慎重に巻くのを続ける。
次第に二の腕が張ってきた。
対面まで後ちょっとだよ!!
海中を見てみるとオモリが見えてきた!!
その下にしっかりと
薄ピンクっぽくて白い魚体が見えた!!
やっぱアマダイだ!!それもデカそう!!
だけどここで焦っちゃダメだ!!
朝一の海面でのバラシを忘れちゃいけない!!
オモリを手に取り仕掛けを手繰る。
ボコッ!!
デカアマダイが浮いた!!
見ていた岡ちゃんが
「デケぇ!!最後の最後でドラマだなぁ!!」って。
タケちゃんも「デケぇよ!!」って。
タマで掬ってもらい船に入った!!
「やったー!!」
デカいアマダイをやっと釣ったんだ!!
自分にも釣れたんだ!!
測ってみれば49cm!!
ゴーマルオーバーじゃないけど
念願のデカアマダイだ!!
こんな嬉しい事はないよ!!
あぁ、良かったぁ・・・。
そうだ、写真を撮ってもらおうっと!!
妹Aに撮ってもらって
念願の撮られる側にもなれた!!
撮ってるときに妹Aが
「良かったね!!」って。
考えてみれば
妹Aがヤル気を出させてくれたおかげで
釣れたんだよね!!
ありがとう!!
数分後、タケちゃんの揚がりの号令がかかった。
「ありがとうございました。これでしまっていきます。」
嬉しさと興奮で気付かなかったけど
もう沖揚がりの時間だったんだ。
あぁ、ホントに最後の最後だったんだな・・・。
間際でアマダイの顔見れた!!
それも、デカいやつ!!

〈下〉
港に着くとアジ船が先に帰っていた。
自分も岡ちゃんも
船を堤防に着ける時にしろ
道具を船から下ろす時だって
常にニコニコ顔だった。
船を洗ってる時に豊ちゃんが
「デカいのやったんだって?良かったな!!」って。
「ありがと。やっと釣れたよ。」
そんで、船を下りて市場を通ったら
今度はワラちゃんと竜ちゃんがいて
先にワラちゃんが
「デカいの釣ったんだって?何センチだった?」
「49cmだったよ!!」って答えると
「あぁ、1cm足んねぇな!!(笑)」って。
したら竜ちゃんは
「今日はタケちゃんイイ場所に連れてってくれたんだな(笑)」だってさ。
ワラちゃんは自分で作った
アマダイの仕掛けをくれたり、
竜ちゃんはキツイ冗談(笑)を言いながらも
いつも二人とも応援してくれていた。
「ありがと。おかげで釣れました!!」

店に帰ると、岡ちゃんが
「釣った魚を持って一緒に写真撮ろう!!」ということで
二人並んで魚を持って
妹Aに撮ってもらうことに。
店の前で撮ったんだけど
目の前を通る車からの視線が恥ずかしいこと(笑)
じゃあ、次は魚を捌いちゃおう。
早速、魚を店の外で捌くことに。
赤ボラは天ぷらと刺身かな?
アマダイは何して食べようかな?
色々考えながら造っていた。
そしたら、後ろから
「お〜い!どうだったのよぉ?」との声。
振り返ると、軽トラに乗ったマコちゃんだった。
「釣れたよ!!コレ!!頭もとってハラワタも出しちゃったけど(笑)」って見せた。
そしたら「デケぇじゃん、良かったじゃんか!」って。
「うん。ありがとう!!」

色んな「良かったなぁ!!」の声って
嬉しいもんですね。
ありがとうございました!!
あ、あと、いつも沖に行く時の
弁当を作ってくれている
妹@もありがとう!!

今度の目標はゴーマルオーバー!!
何年後かになるかもしれないけど
ここは一つ、長い目で見ててください!!
いつか達成!!
頑張ります!!





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#16

次は釣れる!!

この前、妹Aがアマダイで
イイ思いをしたもんだから
従妹がそれに触発されて
乗っていくことに。

従妹は船酔いをするのが心配で
前日まで行くのを迷っていたんですが
今回を逃すと釣行できる日が少なくなるので
緊張と期待の中の決定!!

船に道具と竿を積み込み出船!!
港を出ると波もあまり無く
妹Aと従妹に
「ナギそうで良かったじゃん!!」って言ったんだけど
従妹は緊張の顔。
何しろ船酔いが心配みたい。
場に着くまでに準備を終えて
スタートを待つ。

船がスローになって
「ハイ、どーぞー!!」の声。
従妹に「こうやれば、糸が降りるから。」とか、
「こうやって誘ってみて。」等々言いながら
自分も道具を投入しスタート。
妹Aは、前回のやり方を覚えているようで
どうにかこうにか自分で釣りを始めている。
二人とも頑張っているので
自分も頑張りましょう!!

一番最初のアタリは従妹に有り
上がった魚は赤ボラ!!
「あっ、赤ラボだ!赤ラボだ!良かったじゃん!」って。
自分はナゼか赤ボラのことを
「赤ラボ!!」って言っちゃうんですよね。
何でか分かんないけど
赤ラボってつい言っちゃうんです。
もちろん赤ボラって言うのがホントだって
承知してますよ。

次にアタったのも従妹。
魚はガンゾウビラメ。
良かったねって言って顔を見たら
何かイマイチ本調子じゃないみたい。
どうにかエサを付けて再投入したんだけど
明らかに“酔ってます”の顔。
「大丈夫?ひどくなる前に寝てれば?」って言ったら
返事にならないような返事をして
前キャビンに這うように行きました。
船はポイントを替えたりしながら
お客さん方は流し替え毎にポツポツの状況。

妹Aの状況はと言うと
朝からコンスタントにアタリが有って
赤ボラをポツポツモード。
真剣に誘いをかけてるから
いつ本命を釣ってもおかしくないよ!!って感じ。
これはマジで負けてらんないなって思って
自分も真剣に誘っている中
何回目かの流しで
ついに、ゴツ!ゴツン!ってアタリが!!
アマダイ間違いなしのアタリが!!
自分だけゲストのアタリさえ遠かったから
嬉しさと緊張の時。
魚が見えるとやはりアマダイ!!
良かったぁ〜のゲット!!

これを見て妹Aは
次こそ自分だ!って顔をして竿をあおる。
したらすぐに、ゴツ!ゴツン!って。
隣で見てても明らかに本命じゃんって分かる引き。
慎重な顔で巻き上げてゲットしたのは
やはりアマダイでした!!
二人ともボ○ズを逃れてひとまず安心。

したら、前キャビンから従妹が出てきて
顔色を見れば完全復活した様子。
「二人とも一匹ずつ釣れたよ!!」って報告したら
従妹もヤル気になって再スタート!!
数十分間のブランクを感じさせない
的確な誘い!!
頑張ってるから従妹だって絶対釣れる!!
船は上げ縄の合図がかかり
道具を高速で巻いて回収。
「場所替えのときは高速で巻いて、回収し終わったら次のために必ず速度を下げておくんだよ。」
この言葉が後で大事だったんだね。

船がポイント移動してる間に昼飯を食べながら
次の場所に気持ちを託す。
食べ終わった頃に場に着いて
すぐさま投入しブッ込みのアタリに期待する・・・。
何の気なしに従妹の方を見てみると
従妹も真剣な眼差しで竿先を見つめながら
竿を上げ下げしている。
竿を上げるに伴って
目線もすぅ〜っと上がっていき
大体45度くらい上を見た時
いきなり従妹が声を上げた!!
「き、き、来たぁああっっ!!」
そんでもって、いっきなり電動のスイッチをオン!!
それもさっきの上げ縄のままだから高速のまま
「ギュン!ギュン!シーン・・・。」
明らかなスッポ抜け・・・。
従妹は呆然・・・。
ちょっと前までは電動の巻上げの仕方もあやふやだったし、
焦っていてハズなのに
こういう時ばかりは
瞬時に電動のスイッチへ手がいっちゃったんだ・・・。
それまでは魚のアタリ自体が
イマイチ分からなかったらしいけど
この時ばかりはアタリがデカく明確だから
すぐに分かったらしい。
それで焦っちゃったんだ。
赤ボラの時はちゃんとアワセてから
ある程度手で巻いて、
その後、引きを見ながらスイッチオンって出来てたのに。
あぁ残念だね。
焦りって怖いね。
上がってきた仕掛けに魚は掛かっておらず
ハリは伸びていました・・・。
「それじゃあ、アマダイじゃなくて丸っこい方のタイ(マダイ)だったんじゃねぇの?」って
ハリを見ながらタケちゃんが。
従妹は何が何だか分からないって感じ。
ただただショックの様子。

でも、その後がすごかったね。
沖揚がりまで休む事なかったもんね。
初めてに近い釣りで
ワケも分からないまま
ミスしちゃってバラシちゃって
「あぁ〜あ・・・。」な雰囲気だったら
くじけてもおかしくないもん。
もう、やりたくねぇって思っても無理ないもん。
だけど飽きる事無く
ずぅ〜っとやっていたんです。
従妹はバスケ選手だったんだけど
「試合なら、最後の2秒まで何があるか分からない!!だから諦めない!!」だってさ。
なんで2秒なの?“最後の終わるまで諦めない!”じゃないの?って思ったけど
あまりにも真剣だから聞けなかった(笑)

時間は過ぎていき
沖揚がりの時間になりました。
従妹にはあの後、アマダイはアタらなかったけど
楽しかったみたいで満足のようでした!!
午後から少し波が出てきても
全然平気!!って感じでやってましたからね。
朝方の船酔いは何だったの?って思うほど。
港に帰ると豊ちゃんが
「なんか喰ったの?」って
従妹に釣った魚の事を聞くと
「うん!お弁当、美味しかったよ!!」だって。
「魚喰ったのか?釣れたのかって聞いたんだよ(笑)」
そしたら、すかさず
「あぁ、“赤ラボ”釣ったよ!!」だって。
自分がつい“赤ラボ”って呼んでたもんだから
従妹はそういう名前の魚だと思っちゃったみたい。
ホントは赤ボラだよ!!
いや、ヒメコダイだよ!!
んまぁ、何でもいいや(笑)





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#15

・・・。

アマダイ。
喰わない。
どうしてだい?





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#14

それぞれの一匹の価値

2011年の初出船。
前からアマダイに乗っていこうと
決めていたので
仕掛けや道具を準備して
ヤル気充分!!

今回は妹A(a.k.a.フィッシング・ギャル)と
一昔前は“水曜日の女”で一世を風靡した
叔母サン(a.k.a.ラオシャン)も
乗っていくことに。
前回、初めてアマダイにチャレンジするも
魚の様子がよくなく
おまけにウネリもあって
本調子でなかった妹Aと
結構昔にアマダイで一度竿頭になり
当ホームページに掲載され
そのむか〜しのページをプリントアウトしたものを
誇らしげに見せてきたラオシャン、
こんな感じのメンバーでどうなるのか・・・。

港を出て場に着くまでに
こんな風に、あんな風に、そんな風に
やるんだよってレクチャー。
人にレクチャー出来るほどじゃないのは
百も承知ですが・・・。

船がスローになったのは
いつもより近場の場。
「はい、どーゾー!」の声に
今年の初釣りスタート!!
ブッ込みのアタリに期待し
真剣に誘いをかける中
「今、一人の方アタったみたい!!」と
船内マイクでタケちゃんの声。
しばらくすると魚が船に入ったようで
やはり本物。
「今、アマダイ顔見れましたからねー!」と
再びタケちゃんの声。

妹Aと顔を見合わせ
「えっ、もう釣れたの・・・。」の心境。
一段と竿を大きく振って
一層誘いを大きくする。
自分の仕掛けをアピールするように!!
その後も船中アタリはポツポツと有り
隣のお客さん2人は早々に顔を見た。
妹Aとラオシャンよりも先に釣れなきゃ
カッコがつかない。

この気持ちが通じたのか
二流し目の数十分後
ついに来た。
竿先にアマダイらしき、あのアタリ!!
今までがブッ込みのアタリが多かったから
今回のアタリに意表をつかれた。
「アタったゾ!!」と思わず言ってやり取り。
アタリの大きさはともかく
一匹目は緊張の時。
おまけに妹Aが注目している中
スッポ抜けでもしたら・・・。
数分後、オモリが見えてその下に
アマダイが見えた!!
魚が船に入って
「あぁ、良かったぁ〜!!」と安心。
サイズはあえて言いませんが
立派なアマダイだ!!
妹Aとラオシャンの手前
ひとまず安心出来た一匹!!

その後、数回流し替えをする度に
船中どこかで本命がアタってる。
その中で妹Aはポツポツと赤ボラを
釣っている様子。
ラオシャンはポツーンポツンと
トラギスを釣っている様子。
アマダイを釣りたい真剣さが
こっちにまで伝わってくる!!

11時になろうとしている頃。
自分の仕掛けにエサを付けていて
手元に集中している時
「アタったー!!アタった、アタったー!!」と妹Aの声!!
見れば本物であろうアタりが!!
引きはそれなりに強く
妹Aは焦るは、興奮するは、緊張するはで
やり取りなんて考えられてない感じ。
見ているこっちも同じような
心境でドキドキもん!!
巻き上げの途中でいきなり頭を振るような
アマダイ独特の引きが有り
その度に妹Aが焦る。
こっちも焦る。
「まだ、魚付いてんか?」
「うん!」
「魚、外れてないか?」
「うん!」
「竿を、ある程度上げて弾力をクッションに・・・!!」
「うん!」
きっとアドバイスなんか
聞ける状況じゃないよね。
数分後、魚が見えた!!
慎重にタマですくって
妹A!!念願の初アマダイ!!
それも40cm級のイイ型!!
妹Aは、もちろん嬉しいようだし
こっちもやはり嬉しいもんです。
さっき自分で釣ったアマダイよりも
大きなアマダイ、
初めてにしちゃあスゴいね。
この前やっと何年越しかで
40cmの壁を突破できた自分と
初アマダイにして41cmをゲットした妹A。
でも、意外と悔しくないもんですね。
ずっと飽きずに誘いをかけていたし
タナ取りもマメにしていたので
釣れるべくして釣ったもんです。
“釣れちゃった”じゃなく
はっきりと“釣った”と言える魚だったから。
初めてにして良型のアマダイ!!
忘れられない一匹!!

それはそうとラオシャン・・・。
2回バラシて未だボ○ズ。
2回目なんかは妹Aが釣れた時に
後ですりゃあいいのに
携帯で写真を撮るだぁ
メールを送るだぁしてる間に
アタリが有って
「アタってんゾ!!」のタケちゃんの声に
アワせりゃいいのに
携帯に集中しちゃって・・・。
この魚に限らず
魚はいつ喰うか分からないんですよ!!って感じ。

その後すぐさま二人のお客さんが
54cmと55.5cmのスーパージャンボを釣り上げて
やはりデカいの釣りたいなと。
ゴツいアマダイでしたね。
それを見に行ったラオシャン
「スゴぉーい!!あんなデカいのいるんだね!!」だって。
ラオシャン頑張ってよ〜!!
船中ボ○ズは一人だけだじょ。
いつもは自分がボ○ズぎりぎりで
同じような立場だから
一層頑張って欲しくなる。

もうそろそろ片付ける時間。
タオルを顔に巻いた出で立ちで
寒さでなのか誘いもうまくかけれない中
グンッグン!!
ついにラオシャンにアタった〜!!
慎重に巻き上げる!!
あたふたしていて
こっちだって緊張。
アマダイがタモに入った時
「良かったね!!」と手を叩いた妹A。
「おめでとう!!」といつの日かの自分に重ねた自分。
そして「良かったぁ・・・。」とため息混じりでラオシャン。
時間的にもボ○ズ覚悟の中での
待望の一匹!!

こんな感じでこの日は終わりました。
三人でみんな一匹ずつでしたが
それぞれ一匹の価値がありました。
初めてでデカアマダイを釣る。
何があるか分からない!!
緊張の一日でした!!
楽しい一日でした!!
だから釣りは面白いんですね!!





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#13

アマダイ2010

これを書いているのは
2010年の12月25日なんですが
今年のアマダイ釣りの抱負を
今のところ達成できてません(泣)
「ゴーマルオーバー釣るぞ!!」が
「い、いやぁ。40cmオーバーでいいから喰ってくれ・・・。」に変わって・・・。
ホントはここで「釣れたぁ〜!!ありがとうございました!!」って言うつもりがね。

そう言えば、こんな事が有りました。
いつものようにアマダイに乗っていこうと思って
竿とか道具を持って
船に乗り込もうとしていた時
その光景をワラちゃんと岡ちゃんと妹@で見ていて
なんか話が出たらしい。
あとで、妹@から聞いたんだけど
ワラちゃんがこう言ったんだってさ。
「あいつ(父ちゃんJr.)がよ〜、アマダイを“なんにも”釣れねぇからよぉ〜、かえぇそうでよぉ〜。」って。
あぁ、ワラちゃん、心配してくれてるんだね。
って、チョット待って!!
“なんにも”って言った?
数も型も胸を張れるもんじゃないけど
どうにかこうにか納得できる釣果なのに。
ワラちゃんにしてみりゃ
“なんにも”なんだよね(笑)
もぉ〜っと修行します!!

あっ、そうそう
こんな事も有りました。
これもアマダイに釣りに行こうとして
船に乗り込もうとしていた時の事。
ワラちゃんがでっかいタマ網持って歩いていたんです。
キハダとかブリとかで使うであろう
網の目の大きなやつを持って。
そうしたら、こう言われました。
「アマダイ釣りに行くなら、これ持ってくかぁ〜?」って。
「えぇ〜。」って笑っていると
「あぁ〜、これじゃあ網の目からアマダイが落っこっちまうもんな!!」だって。
確かにそうだね。
ってか、「その前に、釣れんのかい?」って
自分に突っ込みを入れるとこでした。

この前、アマダイに乗って行った時はこんなでした。
その日は朝からアマダイがポツポツと揚がり
赤ボラ、マトウダイ等も顔を見せる状況でした。
自分も朝方にアマダイや赤ボラを釣り
ひとまず安心しながら
釣りをしていると
昼過ぎに時は来た!!
「今、お客さんが釣ったのデケぇよ!!SJ(スーパージャンボ)だ!!」って
タケちゃんがいきなり。
カメラを持って見に行けば
そこには、デップリと重量級のSJアマダイが!!
いやぁ、今季お初のゴーマルオーバー!!
やはり見ている側も嬉しいもので
テンションは上がるもんですね。
しかし、写真を撮らせてもらう時の
あの心境は何なんですかね?
カメラの向こうにいるのが自分ならなぁ・・・。
デカアマダイ持っているのが自分ならなぁ・・・。
撮る側より撮られる側になるぞ!!と言って
数シーズン過ぎちゃっている事に
気付かないふりをしてるとこです。
だけど、これだけは胸を張って言います!!
「この日もSJアマダイ、顔は見れました!!(笑)」

先日は先日でこんなでした。
その日は、潮がブッ飛んじゃっていて
なんじゃこりゃ!!
お客さんたちは、そういう状況の中でも
本命アマダイにオニカサゴ等と
ポツリポツリと釣っている様子。
自分はどうかと言えば
・・・。
アタリそのものが無い。
投入すれば道糸がすぅ〜っと流れ
おまけにウネリも多少あるから
タナ取りが難しい。
底ダチが毎回大きく違ってアレレ?な感じ。
それにしても自分の仕掛けだけ
どっかに行っちゃってんじゃないか?なんて
思うほど自分だけアタリが遠い・・・。
そしたら、それを覆すように
アタリが有った!!
釣れたのはアジでした!!
アタリというものがどんなだったか
忘れていたから
ひとまず嬉しい!!
だけど、ココからも長かった。
アタリの遠い時間がまた続く・・・。
声を大にして言いますが
お客さん方はポツポツ釣っているんですよ!!
自分だけなんです、
アタリが無いのは・・・。
今日はやっちゃったくさいなと
ボ○ズを本気で覚悟していた昼を過ぎた頃、
場所替えをして、
すぐのブッ込みで遂に来た!!
竿先にあのアタリ!!
アマダイだなってわかる
あのアタリ!!
いつも以上に緊張の巻上げだよね。
リールが止まって
魚を見れば、やはりアマダイでした。
サイズはあえて言いませんが
上に書いた抱負には及ばぬものでした。
だけど良かったぁ〜、安心したぁ〜っていう心境。
目標がデカ過ぎんのかな(笑)
やっぱ嬉しいもんですよね。
今日の自分のアマダイはこの1匹で終わりでした。
揚がる時間間際になった頃
隣のお客さんがイイ型のオニカサゴをゲット。
なんと本日4匹目のオニカサゴだそうでニコニコ。
道具を片付けてる時に
「おめぇも、ザー(オニカサゴ)釣りたかったべ?」
「下手したらアマダイじゃなくてザーのが良かったんじゃねぇの?」
タケちゃんが冗談交じりに
半分笑いながら言うもんだから
「今日は顔見れて一安心。あの魚のがいいとか、贅沢は言えませぬ・・・。」とポツリ。
厳しい一日をありがたく体験できました。

こんな感じのアマダイ2010でしたが
今年のアマダイ出船日はまだあります!!
いい報告をここに追加できるように頑張ります!!





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#12

泳がせ釣りのアタリはでかいゾ

最近、アジ船でハモノ狙いの
泳がせ釣りが熱い!!
ということで早速行ってみよぉー!!

船に乗り込み
アドバイスを受けながら
泳がせ用の仕掛け作り。
最近はツイてないのか
カツオといいワラサといい
ボ○ズをくらってばかり・・・。
今回ばかりは顔を見たい!!

船は港を出て
アジの場に着いた。
やはりアジ船ですから
もちろん基本はアジ釣りメインです!!
アジ釣りに専念!!
アジの顔を見て
泳がせ用エサのサバもキープ。

豊ちゃんの
「そろそろやってみな?」
ということで
じゃあやってみましょう!!
泳がせスタート!!
慎重にシュルシュルっと
糸を送って着底後
数メートル上げて
デカいアタリを待つ。
コツンコツンと
エサのサバの動きに
気になっちゃう・・・。

まぁ大物狙いですから
すぐにはアタらなくても
気にしないようにしよう。
だけど時間は刻々と過ぎていく・・・。
寒いから一旦カムロに
入って見守ろう。

カムロで時計を見ると
11時を過ぎた頃
ウ〜ン・・・。
船は場所替えをしたし
気分を変えて
再スタートしましょう!!
水深は150mより
深くなってきたようで
太い糸にしたから
内心は道糸足りるかな?
ドキドキもんです。

釣りをスタートすると
やはり道糸がギリギリ・・・。
まぁ、しょうがないやと
カムロで再びアタリを待つ。
すると豊ちゃんが
「何メートルくらいタナ持ってる?」
道糸が足らないなんて
カッコ悪いけど
「い、いやぁ。み、み、道糸が足らなくてね・・・。」
とポツリと言いまして。
「じゃあオレの竿使えば良いじゃんよ。」と
若干笑っているような感じでね。
次、深かったら
そうさせてもらおう。

次の場も水深が160mくらいだったんで
道具を借りてやることに。
しかし泳がせはアタラないなぁ・・・。
自分のもう一個のリールは
道糸は細いが
この水深には足りるので
こっちでアジ釣りもやってみよう。
途中で挫けたわけじゃないよ!!
泳がせを挫けたわけじゃないよ!!

アジを始めると
すぐにアタって
おかずは充分確保!!
だけど最初は良かったのに
二兎追うものは一兎をも得ずとは
よく言ったもので
手前マツリはするし
自分の泳がせ道具とオマツリはするはで
てんやわんや。
アジ道具の方の
手前マツリを解いていた時に
ついに時が来た。

カムロから豊ちゃんが飛び出して
「アタってんゾ!!」
自分は手元に集中しちゃって
分からなかったけど
見てみると
泳がせの竿がゴッツンゴッツン
急いで竿を手に取りやりとり!!
アタリはデカい!!

アレレ?
引かないよ?
ずーっしり重たいだけだよ?
やりとりどころじゃなく
持ったは良いが竿が起こせないよ?
すると豊ちゃんが禁断の一言
「サメが取っ付いちゃたべ。」って。
自分でも分かってたけど
口に出しちゃぁ負けな気がして
言わなかっただけだけどさ・・・。
しばらくすると、仕掛けが切れて
ハイ、終了との運びとなりました。
魚はアレだけどアタリはデカかった!!(泣)

言うまでも無く
この後は泳がせは諦めて
アジの方に専念。
船が揚がるまで
一荷も数回見られながら
良かった、良かった。
ここで再確認!!
やはりアジ船
基本はアジ釣りですよね。
確かに泳がせも面白いけど
アジ船はアジが基本ですよね。

港に帰ると
「道糸が足らなかった人がいたんだって?」と
仕立で出てた
タケちゃんに第一声
笑いながらキツい一言。
「ハイ、自分の事です。」とポツリ。
「道糸の太いほうのリールを用意したから
巻けてなかったんだよ・・・。」

マコちゃんそういうことだったんです。
アタっても細い道糸で
切られたりしたら
また笑われちゃうじゃんね。
分かってくれたのは
マコちゃんだけだったよ。





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#11

値千金のナブラ

この前のカツオで
ボ○ズをくらってしまい・・・。
言い訳をさせてもらえば
その日は全体的に
ナブラの浮きが悪く
船中型見ずだったんですがね。
それで思い出したのは
今から5〜6年前のあの時のコト。

時刻は午後1時半を
過ぎた頃でした。
状況は船中でカツオが1本か2本
入ったかっていうくらい。
その日はナブラがほとんどナシ。
キビシイものでしたね。
刻々と沖揚がりの時間が近づき
多くの船は沖でのナブラ探しでなく
段々と北上せざるを得なくなっていました。

本船もそのような感じでした。
もちろんナブラ、反応を見つけるのに
あっち行ったりこっち行ったりでしたが
肝心のカツオが出て来ない・・・。
無情にも時間が・・・。
仕方無しに港方向へ舵をきるしか
なくなっていました。

港方向へ走りながらもナブラを探す。
まだ沖揚がりまで時間は有る。
だけど実際の気持ちとしては
「今日はダメだったな」という
空気がいっぱい・・・。
その日、自分は釣りはしなかったけれど
やっぱりこういう日は気分はガックリ・・・。
こういう日も有るんだ・・・。
そんな時でした。

「あの辺ちぃっとトリがおかしいべ?」って
タケちゃんが。
見てみると、トリの数は少ないが
確かにパランパランと飛び
海面を見ているような感じでした。
「えぇい、一発やってんべ、今日はこの流しが最後だべ。」
そこにカツオが居るのかはともかく
賭けてみようの気持ちで近づく。

そこにカツオが居るかどうかは
走ってすぐに分かった。
“ヒョコン”
今、跳ねた!カツオが跳ねた!確かに跳ねた!
トリの下で1匹か2匹だけど跳ねた!
もう今は“居るのかな?”の気持ちじゃない。
船は回転を上げて近づいた。
「すぐ投入できるように、用意してて下さい!!」
タケちゃんも一気に熱くなる。
もちろんお客さんだって
釣ってやろう!!の気迫ビンビン!!
チョット前までの船内の空気は一変。

段々と近づいて分かった。
このナブラ、でっけぇ・・・。
船が止まると
「ハイ!!どうぞ!!」の声と
ほぼ同時に即投入!!
「15!15!15!タナは15から上だよ!」
タケちゃんが言ってるそばから
答えは出た。
いっきなり竿がギュンギュン!!
「アタッた!アタッた!アタッたゾ!」
嘘みたいにオモテから順番に。
タモで魚をすくいに行けば
掛かったカツオを追って
下から追っかけて来る!!
もうさっきまでの空気は嘘みたいに
船内が活気付く!!
この流しで全員顔を見た!!
運のイイ人はこの流しだけで7本獲った!!
最後の最後でカツオに当たったんだ!!

気付くと何ハイかの船が
回転上げて集まってきた。
仕立の18号も本船のネキへ着ける。
父ちゃんも拡声器なんて
お構いなしに号令をかける。
「隣じゃ入れバナアタッてんゾ〜!!」
父ちゃんの船も
あまり型を見ていなかったとみえて熱くなる!!
「どんどん餌撒かなきゃコッチに魚が入んねぇよぉ!!」
本船に魚が付いてくれたもんだか
仕立の船にも投入してすぐじゃなく
ある程度間をおいてアタッていった。
他の船に魚がアタるまで
多少時間が掛かったみたい。

いやぁ、こういう風に
帰りしな最後の最後に
当たるコトも有るんだ。
だけど一日やって喰わないコトだって有るし
朝から入れ喰いで早揚がりの日だって有る。
だから面白いんだなって思いました。





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#10

イイ事ばかりじゃないって事。

サワラの引っ張り

この前のこと。
豊ちゃんが
「サワラの引っ張りに行くけど乗ってくか?」と聞かれ
「うん!!乗ってくよ!!」とスグ返答。
最近サワラが回遊していて
様子もいいみたい!!
と言うのは聞いていたし
何しろ面白そうだし!!

豊ちゃんに他の船から
「サワラがいっぺぇ〜跳ねてんよぉ!!」
との情報が入っていて
ソレを聞いた自分は
行けば釣れるって
勝手に思っていましたね。
(甘い!!)

引っ張りとはカタカナで言えば
トローリングになるのかな?
テグスの先に
ヒコーキ、ラビットと呼ばれる
ものを付ける。
水面で水飛沫を上げて
これが魚の注意を引くのかな?
他にはセンコウ板を付けて
水面より数メートル下を探る
道具もあります。
その先に企業秘密なる
擬餌針を付けて
それを船で引くんです。
簡単に言えば
そんな感じですが
あんまり詳しくは分かんないや(汗)

道具を用意して
いざ出船!!
港を出て船は定置網の近くまで来た。
道具立てはバッチリ
後はサワラの跳ねを
見れればOK!!
だけど・・・。
アレレ・・・?
跳ねてないじゃん。
「どこいらで跳ねてたのよぉ?」と
豊ちゃんが様子を聞くと
「定置網の東っ方ぐらいにおめぇり跳ねてたよ!!」と
無線で情報が入った。
まさに今、本船がいるのは
そこなんだけど・・・。

トリはパランパラン飛んではいるけど
サワラの跳ねはナシ。
しばらくブラブラ走って
様子を見ることに。
したらいきなり豊ちゃんが
「喰ったぞ!!」って。
見れば確かに道具の先に
魚がついてるぞ!!
嬉し喜んで道具を手繰ると
アレ?おかしいな?
サワラってこんな魚だっけ?
サバにこんなに似てたっけ?
いや、違う、釣れたのはサバでした。
だけどイイ型でしたよ。
サイズはもちろん、
丸々としたズッシリ級!!
それからデカサバが
結構揚がりましたよ!!
それにしても
喰ったのがすぐに分かるのってすごいね。
船の引き波と道具の飛沫で
魚が喰ったかどうかって
自分の目ではすぐには分からない時が
多々ありました。

話は戻って様子の方は
サバは揚がるけど
サワラはまだ顔を見せてくれない状況。
しばらくするとアジの船から
「こっちでも、ちぃっと跳ねてんみてぇだぞ!!」との情報が!!
船は進路を変えてブラリブラリと
そっちの方へ。
自分も今度こそ!!と
ピンクのカッパをはいて
指ゴム付けて準備OK!!
(最初っからしとけ!)
段々とアジの場に近くなってきたぞ!!
だけど・・・。
興奮してきた気持ちと裏腹
えっ!?
跳ねてないぞ?
本船が着く前には
確かにサワラは
たまにだけど跳ねてたらしい。

あぁ・・・。
今さらカッパはいて
準備したのがいけなかったのか?
今日乗ってきた自分が
幸せ悪かったのか?
そんな風に考えちゃってた時
いきなり声が上がった。
「跳ねたべ!!今、跳ねたぞっ!!」
豊ちゃんがそう言って
サワラの跳ねた方へ船を向けた。
半ば諦め状態だったのが
一気に形勢逆転の大チャンス!!
道具を見つめ
周りで跳ねないか気にしぃしぃ。
・・・。
・・・。
気付けば時間だけが過ぎてました。
あの「跳ねたぞ!!」の声から
だいぶ時間が経ってた。
サワラは喰ってくれず
跳ねもあの時だけ・・・。
やっぱ今日はダメだったらしい・・・。
港へ船を向けることになりました。
だけど数分走ったら
また声が上がった!!
「喰ったぞ!!」って豊ちゃんが。
やっぱ最後に喰うモンなんだ!!って
思いつつ手繰りに行こうとしたら
「喰ったぞ!!」の後に
「サバが・・・。」って言葉が
くっ付いてました・・・。

数十分かけてブラブラ
港の目の前まで来た本船に
アジの船から情報が。
「今、また跳ねだしたぞ!!」だって・・・。
えっ?悲しすぎやしないかい?
情報をもらいましたが
本船は揚がることにしました。

だけど勉強になることばかり。
さっき跳ねていたからって
今いるって決まったわけじゃないし。
まさに置いてあるものを
取りに行くわけじゃないって
この事なんだなって思いました。
釣れるか釣れないかって
沖に出てみて初めて分かることだし
その中で経験に裏打ちされた
なんたるかで勝負するんだね。
だけど自然が相手だから
当然こっちの思ったように
ならないことも有るし
実際、思ったようにならない事の
ほうが多いのかもしれない。
ホント勉強になります。

後日談。
次の日、ウチはサワラ漁には出てませんが
サワラ漁に出た他の船によれば
サワラの様子が
すげぇ良かったらしいです・・・。
そんなもんだ。
だから面白いんだ。





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#9

ナブラが浮けばカレーが・・・?

カツオとかメジって
不思議なサカナです。
釣ってる人間を熱くさせて
興奮させて
ハッスルさせる。
我も忘れて夢中になっちゃうんですよね。

去年か一昨年の
カツオに行ったときのこと。
朝一で一ナブラ当たって
一流しである程度の時間
釣りが出来ました。
お客さんたちに
何本かづつサカナが入り
自分にもどうにかカツオが
2本入りました。
「あぁ〜今日は早々にお目にかかれた!!」

カツオって言えば
一日探しても一つもナブラが浮かず
船中!?本って日も
珍しくないんですよね。
だからと言ってナブラに当てたっても
その時に自分にアタるかは
自分の運次第・・・。
船の前から順番に
アタッていって
隣のお客さんにアタり
次は自分の番だ!と思ったら
自分を抜かして
反対隣のお客さんにアタッていってさ・・・。
なんてことは
よくある事、よくある事。
気にしない、気にしない。

まぁ今日は朝一から
型見れて一安心。
今日は幸先良しだ!!
船はナブラが抜けて場所替え。
父ちゃんが言ってたけど
「沖に来たらメシは喰えんうちに喰っちゃっとけ!!」
と言う事で早速カムロ(操舵室)で
カレー弁当を食べる事に。
そしたら今度は
タケちゃんがアッパーブリッジから
カムロに顔をつっこんで
「今のうちメシを喰っちゃえばいいよ!
サカナの顔見たんだから落ち着いて喰えよ!!」
目ン玉ギラギラさせて
ナブラを探しながら
早口で言ったわけ。

タッパー容器に
白飯ドォ〜ンと入れて
カレーをドォ〜ンっとかけただけの
カレー弁当。
まぁ取りあえず
頬張るだけかきこんで
お茶でグビッての繰り返し。
この時ばかりは
食事を楽しんでるヒマなんてない!!
まぁだけどタケちゃんも
落ち着いて喰いなよって言うし。
顔を見れたし、まぁいいか。
少し位落ち着いて食べようか。
3分の1程食べた位で
そんなこと言ってられない事になった。

船がいきなり回転を
上げたかと思えば
また、タケちゃんが
カムロに顔をつっこんで
「ナブラが浮いてんじゃんか!!
メシなんて喰ってねぇで
早く道具の用意しろよ!!」
さっき以上に早口で
ハッスル状態。
「落ち着いて喰いなよ。」は
無かった事に・・・。

こっちはこっちで
それを聞いて焦りまくり!!
弁当を置いたか置かないかで
右手にスプーンを持ったまま
カムロを飛び出した!!
したっけ船の前っかわは
ピョコタン×A
カツオが跳ねまくり!!
コマセエサ、付けエサなんかは
用意済みだったけど
この流しでアタらなきゃ
カッコ悪いね。
カレーを喰ってて
カツオ顔見ずじゃあ
冗談にもならない。
笑われちゃうよ。

船がトップして
船内マイクから
「ハイ!やって!×∞」の声。
明らかに興奮状態マックス。
投入したなりエサ撒けば
ギュン×Aとカツオのアタリ!!
数分の格闘の末
ようやくカツオが手元に。
口の周りにカレーを付けて
カツオを釣り上げました。

そのナブラで一本獲って
カムロに戻ると
何か嫌な予感。
カムロに入ってみれば
予感が的中。

見るなり弁当箱が裏返し!!
コレを見ろよとごらんまく!!
カレーの匂いがプワワワワ〜ン!!

「あちゃあ〜」の一言。
そしたらタケちゃんが
「お前ぇ焦ってんからカムロから出ん時
ひっくり返したんだよ!片付けとけよ!」って
半分笑いながら言うワケ。
あぁサカナは獲れたケド
結局笑われちゃうんだね。

何事も焦っちゃダメですね。
コレ以来カツオの時は特に
弁当は港に帰るときに食べるか
握り飯を沖に持っていくか
どっちかにしたのは
言うまでも無いですね。
ああ勉強になった。
勉強になった。





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#8

70cmオーバーの魚!

この前のアマダイは
デカかったよ。
ハイ、認めます。
#7で書いたけど
頭は無くても重量級。
おまけに旨かったから
尚更、涙が頬をつたうゼィ(笑)。
・゜゜・(/。\)・゜゜・.

そんな心も癒えぬ?今日この頃。
朝タケちゃんが
「ワラからアンコウもらったゾ〜!」との事。
ホントにありがと!

さばいている時に
測ってみよう!ということで
メジャーをあてがうと
70cmオーバーもの!!
本当は重さを計るべき
なんだろうけどさ。
ここはあえて長さを・・・。
だってさぁ、あれだよ?
こっちが50cmオーバー
なんか言ってるうちに
魚は違えど70cmオーバーの
魚が目の前に!だよ?
それにさ、アンコウのあの鋭い歯で
噛まれちゃうし
恥ずかしいばかりだよ。
皆さんは気をつけてくださいね。

だけど強がりを言わせてもらえば
アマダイ船に
何回乗っていったっても
アンコウばっかりは
釣れないからね(笑)。
だけど「アマダイだって釣れなかったじゃん!」っていう
声も聞こえてきそうだけど
そういうツッコミはナシね。

それはそうと、
作った料理はアラを煮たのと竜田揚げ。
あぁ旨かった!旨かった!

冗談はともかく
今回もワラちゃんホントにどうもありがとう。
m(._.)m





父ちゃんJr.の
独り言・・・。#7

泣けてくるね。

正直言って昨シーズンの
自分のアマダイの釣果はパッとせず
悔しい思いをして終わりました。
お客さんたちは
釣っていたんですがね。
自分で「釣ってやる!!」と言いながら
空回りしてばかり。
恥ずかしながら
最後の日は道糸不足で
沖に行けずという
散々なものになっちゃいました・・・。

アマダイの姿や形を
忘れていた今日この頃。
(いや、「忘れたかった」が本音かな!?)
タケちゃんから
「コレ、ワラがおめぇにってさ」と
渡されたのはビニール袋に入った
あのピンクの魚。
そうです、アマダイです。
あぁ笑った、笑った。
立派なアマダイ!!
ズシリと重たいアマダイ!!
美味しそうなアマダイ!!
懐かしのアマダイ!!
そして何より、自分で釣るはずだったアマダイ!!
うぅ・・・。
なんか泣けてくるね(笑)

それはそうと
何して食べようかなと思い
袋から出すと
頭も腹ワタもきれいに
取ってくれてありました。
この頃アマダイの捌き方まで
忘れちゃっていたから
ありがたい、ありがたい。
だけど、頭もないのに
この大きさって一体?
この重量感って一体?
「40cmは軽く有るヨって言ってたゾ」と
後ろからタケちゃんが・・・。
またしても、泣けてくるね。

そして今日お礼をしたら
「“たまたま”獲れたものだから気にすんなよ!!」ってさ。
“たまたま”獲れたものをありがとう(笑)
いつか自分も言ってみたいよ
「“たまたま”50オーバー釣れちゃったよ!!」ってさ。
あぁ泣けてくる、泣けてくる。

冗談はともかく
ワラちゃんホントにどうもありがとう。
m(._.)m





独り言・・・。#6
沖に行きたくても・・・。

明日14日は
アマダイ乗合出船の日。
絶対にアマダイ釣ってやる!!
前にも書いたけど
写真を撮る側は卒業だ!!
デカいのを両手広げて
重そうに持って
撮られる側になってやる。
実際は30cmに届くか
届かないかの魚でも
大事に両手広げて
撮るんだろうな。
ジャンボなんて
デカい事言わないよ・・・。

弱音の本音は置いといて
楽しみ楽しみ!!
いつになっても
この感覚は小学1年の、
沖に初めて行くようになった頃と
大して変わってないね。
いっくら船酔いしようが
風くらって逃げて帰ってくるような
早揚がりを経験しようが
懲りずにまた行くんだって。

そんなこんなで
眠りにつこうとした時に
ハッと思い出して
ガクッときた。
そういや前回のアジの時
餌撒いた時に道糸が
プッツンしてたのが
そのままだったんだ!!
その後新しい糸を巻いてないから
道糸が足らないじゃん。
今度巻こう、今度巻こう
今度でイイや、今度でイイやで
このざまだ。
ほれ見ろって自分で言いかけたね。
恥ずかしながら
今は書いてはいるけど・・・。
こっ悔しい第2弾!!
更に今回は、こっぱずかしいと
来たもんだ!!

ジャンボを釣ってやるだぁ?
その前の問題じゃんかよ。
スタートラインに立つ事を
自分からご遠慮させて
いただいちゃった。
日々のメンテナンスは
大事って事ですね、ハイ。
当たり前ですけどね。

だから沖に行きたくても
行かれなかったですよね。
朝は「今日は沖に行かないの?」の声に
苦笑いする事が精一杯・・・。
これこれこうでなんて
朝っぱらから言えないよね。

ワラちゃん、そんな訳です・・・。





独り言・・・。#5
デカイの顔見たよぉ〜!!

いやぁ〜アラウンド50を
3匹も顔見ちゃったよ!!
腹なんてデ〜ップリしちゃってさ。
見るからに重量級!!

だけど、なぜかその3匹の
釣り味を味わえなかったんだよ。
それは何で?
顔は見たのに釣り味を
楽しめなかったなんてさ。

・・・。
白状します。
今日は沖に行ってないんです・・・。
だけど顔は見たよ!!
顔は!!
お客さんの釣り揚げた
スーパージャンボアマダイ
しっかりとこの目に焼き付けましたよ・・・。

朝の9時前にタケちゃんからメール。
「デカイの出たから港来る時
カメラ持って来てくれる。」ってさ。
正直言えば、ガクッ・・・。
強がり言って
「運次第の釣りだからね。」って
せめてもの抵抗・・・。
負け惜しみとは言わないでぇ。

はぁ〜。
写真を撮るときの
あの嬉しいやら、悔しいやら。
スーパージャンボゲットを
もちろん心からおめでとう!!って
思っていますが
自分が釣っていたらなぁ・・・。
いいなぁってのが
本音ですよね。

50cmを超えるか
超えないかの勝負してる・・・。
大きい声じゃあ言えないけれど
コッチは40cmを目標にしてるのにぃ・・・。

絶対に釣ってやる!!
いつか、写真を誰かに撮ってもらう側に
なってやるゼィ!!





独り言・・・。#4
リベンジなるか?

前回のアマダイはまさかのボ○ズ・・・。
とにかく今日はリベンジ船!!
だけど、何しろ寒かったぁ〜!!
風も冷たいしさぁ。
そんな事はともかく
今日はボ○ズだけは避けないと
また、キツイ慰めのお言葉を
頂戴する事になるから
寒さに負けずにやったるゼィ。

場に着いて緊張の一投目!!
シューっと糸が降りていく。
隣のお客さんのほうが
少し早く底に着いてタナとり中。
そしたらスグに、そのお客さんにアタリが有って
アワセちゃってるの。
正直ちょっと焦ったよね。
イヤ、マジで焦ったよね。
ビックリだよ!!

タッチの差で自分の仕掛けも底に着いたから
スグにタナとり。
そしたらもっとビックリする事が!!
自分にもアタリが有るではないか!!
サソいをする前からアタるなんて!!
早速アワセて丁寧に巻き上げ。
ラット場(操舵室)の真横で
釣りしてたもんで
窓からタケちゃんが
「アマダイだべ。」って。
内心アマダイだって思ってるし
そうであって欲しいけど
「アマダイだよ!」なんて言って
ゲストが釣れたら笑われちゃう話だから
気持ちとは逆に
「アマダイじゃないと思う。」って
魚が揚がった時のために言っておいた。
そんな中、先にアタった
隣のお客さんの仕掛けが揚がり
釣れた魚は赤ボラでした。
じゃあ自分のアタリも赤ボラだなぁって思ってる中
船べり停止でオモリが見えた。
下に見える魚影はアマダイっぽいゾ!!
それを見て一気にテンションは上がったよね!!
だけどこういう時こそ冷静に、慎重に。

アマダイ釣り師たるもの
ボ○ズをくらっても
こんな日もあるんだと
歯を食いしばって
口を真一文字。
逆に、数釣れても
デカいのが釣れても
喜びを抑えて
こういう日ばかりが
当たり前じゃないんだゾと
気持ちを表に出さずして・・・。

だけど、さすがにハナから釣れると嬉しいよね!!
アマダイを手に取った瞬間
アマダイ釣り師のなんたるかを忘れ
「やったぁ!!」って
思わず口をついて出たよ。
タケちゃんは
「ほらなぁアマダイだって言ったべぇ。」だって。
型は30cmちょっと欠ける位。
この型でも立派なアマダイだよ!!
40cmなくたってアマダイだよ!!

釣ってしばらくは余韻に浸って
熱気があったケド
やっぱり寒かった。
皆さん防寒対策は絶対必要です!!
体が寒さでガッチガチ!!
こりゃぁカッパを着なきゃ
ダメだなと。
竿を置いてキャビンに
カッパを取りに行く事に。
これが正解だったんだな。
戻るとタケちゃんが
「何かアタってんゾ!!」って。
見てみると確かに竿先がグンッグンッ!!
早速アワセてリーリング。
アタリも巻き上げ中の引きも
アマダイっぽいゾ!!
バレないでくれよ!!
巻き上げが終わって
魚影が見えた。
やっぱアマダイだ!!
しかもさっきより型がいいみたい!!
船に魚が入って一安心。
うぅ、40cmにはならないかなって位の型。
タケちゃんも
「37〜38cm位だべ?」との事で
測らなかった。
実際40cmの壁は厚いし高いね。

さっき赤ボラを釣った隣のお客さんは
与宗丸歴の長い方で
「置き竿で釣れるんじゃあ僕には釣れないなぁ。」って
冗談を言われちゃいました。

いやぁ今日は朝の1時間たらずで
2匹も!!
自分でも幸先良すぎじゃん!!
今日は絶好調じゃん!!
だけど、これで運を使っちゃったんだね・・・。
さっきのお客さんは
昼前まで「今日はボ○ズだなぁ、覚悟するよ。」って
言ってたんですが
そのお客さん、昼を過ぎた頃にアタリが有り
それを皮切りにジワリジワリと
数を伸ばしていました。
ほかのお客さん達にも
次第にアタっていき
船中ボ○ズはなくなりました。
気付けば自分は朝の2匹の他にアタリはなくて
ゲストのアタリもほとんどなし・・・。
周りのお客さんはゲストのアタリも含め
ポツポツ釣っているのにぃ。
2匹釣ってはいても
なんか変な気分。
悲しい気分。

もっと悲しい気分になった話・・・。
ウチに帰ると一日中の寒さでなのか
体中が筋肉痛みたいにガッチガチ。
これは風呂かなんかで
よく温まらなきゃダメだなって
思っていたとき。
それを見ていた妹が
「久しぶりに釣れたから疲れたの?」だって。
久しぶりに?だって。
ネタじゃなくホントに言われたんだよ!!
ウケを狙って言ってんだか何だか?
言い返そうと思ったケド、
それは40cmオーバーを
釣ってからにしよう。






独り言・・・。#3
アタリが有るって素晴らしい!!

久しぶりにアジを釣りに行きました。
最近復活を遂げ
好調なアジ!!
だけど余裕ブッこいて行けば
トンだ事になるのは
最近、痛感したので
気持ちを抑えていこう。

だけど、さすがに今日はボ○ズは
ないだろうケド・・・。
ドツボにハマることも
しばしばなので
考えすぎないようにしよう!!

遅ればせながら発表します!
先日アマダイでボ○ズを
くらいました・・・。

場所に着いてスタート!!
気合とは裏腹に
一投目はアタリませんでしたネ。
隣のお客さんは
早くもアタリがあって
巻き上げ中。
電動リールの音が
焦らせる!
船べり停止で電動が止まって
魚を見れば良型のアジ!!
いいなぁってのが本音。

だけど、しっかり二投目から
アタってくれました!!
あぁこれが魚のアタリって
ものなんだね・・・。
あの日ボ○ズをくらって以来
忘れていたよ、この感覚。
いや、今日は
あの日の事は忘れよう。
さっきも言ったけど
考えすぎないようにしないと
今日もドツボにハマる。

考えないようにしたのが
功を奏したのか?
次々にアタる!アタる!
肩のいいアジが
あ、違う
型のいいアジがドンドンと。
一荷も時折見られ
イイ感じ!!
あぁアタリがあるって素晴らしい!!
なんて、なんて素晴らしい事なんだ!!

あの日の事なんて
とうに忘れて
夢中になっていた時
どこかで見たような魚が釣れた。
上のハリに喰いついている
アジに見え隠れしながら
下のハリに何やら赤い魚、トラギス・・・。
どっかで見たよなぁ?
いつだっけなぁ?
・・・。
あぁ思い出しちゃった。
この前アマダイで
ボ○ズをくらった日に
アマダイと一緒になって
喰い付きもしなかった
トラギスじゃん・・・。
なんで?こうまでして
思い出させるんだよ?
もう懲りたよ!!
今アジで好喰いを
楽しんでいるのは
ボ○ズのような苦い思い出があるからこそ!!
釣れる日もあれば
そうじゃない日もあるって事だよね!!
身を持って思った日でした・・・。

風で1時頃に揚がる事になりましたが
満足でしたね!!
クーラーも重いし、
何しろアタリが有ったもん!!

帰ったら釣った魚を
今度は料理に!!
今日はめでたくも良く釣れたのもあり
アジ一色の食卓となりました!!
料理は写真を参照するとして。
何しろ「美味いっ!!」の
一言に尽きる!!
他に言う事なし!!
それもこれも、
今日アタリが有って
魚が釣れてくれたからこそ!!
あぁアタリが有るって素晴らしい!!

ここでちょっとガクッと来た話。
アマダイでボ○ズを
くらった日の事。
ゲストの赤ボラ等々を
さばいている時に
妹@が
「それってアマダイ?
いっぱい釣れたんだね」って
「えっこれは・・・」言いかけた瞬間
すかさず妹Aが
「違うよ!アマダイは
これくらいの大きさなんだよ」って
両手を40cmくらい広げて
ジェスチャーで・・・。
なんか言い返す気力もないほど
ガクッときて・・・。
確かに切り身になれば
何の魚か分からないのは
しょうがないよな。
でも、よりによってボ○ズの日に・・・。
しかも40cmじゃなくたって
アマダイだゼィ・・・。
恥ずかしながら、40cmを超える
アマダイを釣った事はないんだよ・・・。
38cm止まり・・・。
これがアマダイだよ!!って
胸張って言える40cm超を
釣ってやるゾ!!
40cm超じゃあ目標が
小さいかもしれないけど
そこは突っ込まないで!!






独り言・・・。#2
長いから時間のない人はスルーしてください。

さぁオキアミ付けて
釣行スタート!!
一投目からアタリがなくても
アマダイ釣りじゃ
焦りは禁物!!
自分のペースで冷静に
平常心!平常心!

だけど今日は
ゲストのアタリも少ないなぁ。
周りのお客さんは
赤ボラ等コンスタントに揚げてるのに・・・。
しばらく時間が経って
やっとこさ最初のアタリが竿先に!!
ここまでが長かった!!
アマダイのアタリじゃないようだけど
まぁいいや。ひとまずホッ。
揚がったのは赤ボラ、
赤ボラって言うのは通称で
本名ヒメコダイですね。

待望の一匹目から二匹目が
これまた時間がかかっちゃった。
2匹目はちなみにトラギス。
確かに潮流れは
イマイチって話だけど
それはどのお客さんも同じ条件。
そして遂にあの船内放送が!
「アマダイ揚がりましたよぉ〜」
あぁ遂にアマダイも揚がったんだね・・・。
こっちはゲストもあまり釣れず・・・。
赤ボラとトラギスが
1匹ずつバケツの中でピョコピョコと・・・。
さっきも言ったとおり
お客さんたちはアタリも多いようで
楽しんでいましたよ。

何で自分だけ?
ってな雑念はこの釣りには不要!!
どうやったら釣れるか
誘いはどうだとか、タナはどうだとか
考えるのは必要だけど
焦りや苛立ちは雑念そのもの!!
海底とオキアミの動きをイメージして・・・。
集中!集中!

集中力っていつまで持つんだ?
考えないようにしてたけど
アマダイのアタリがなくて
数時間経っている事を
自覚し始めちゃった。
自分の舷側のお客さんたちは
数匹ずつ型を見てるし・・・。
反対側の面舵側のお客さんたちも
皆型を見てるらしい。
ということはオデコは
自分だけという事になります。ハイ。

気分を変えてこりゃあ昼飯にしよう!!
カムロ(操舵室)に入って
丼飯をかきこんだ。
ソウダの塩は旨いなぁ
なんて言ってるのも束の間!
面舵前のお客さんの竿に
デカアマダイを思わせる強烈なアタリがっ!!
カムロを飛び出し
タマを持って揚がるのを待つ。
ボコッと揚がったのは
45cmのアマダイ。
良かった!良かった!

カムロに戻って
また飯をかき込むと
今度は別のお客さんに
強烈なアタリがっ!!
さっきより引きは強そうだ。
これがアマダイなら
ジャンボはお決まりだろう。
もしかしたらゴーマルオーバー
なんて事も!!
ゴボッと現れたるは
見るからにでけぇアマダイじゃん!!
周りのお客さんたちも
「そりゃあ50cm超えてるね!!」との声。
測ってみると51cm。
久々のゴーマルオーバーだ!!

あぁ良かった!良かった!
45cmと51cmで
いい写真がとれる。
・・・。
チョット待てよ。
確かにお客さんが
ジャンボを釣り揚げれば嬉しい。
すごい嬉しい。
けど、自分は今オデコだぜ?
いくらなんでも悔しすぎないかい?
ジャンボとまでは言わないけど
せめて、せめてアマダイの顔だけでも・・・。
こうなりゃ頑張って
釣りを続けるしかない!!
頑張るぞ!!

・・・。
午後1時になりました。
まだオデコです。
いい加減に集中力も
切れる頃だぜィ。
そんな時
「今また、アマダイ揚がりましたよぉ〜」と
船内放送が流れる・・・。

は、は〜ん。
アマダイ君、お前はそういう気持ちでいるのかい?
いい度胸じゃあねぇか。
できる事なら、海ん中潜って
とっ捕まえてやる所だゾ!
こっちが誘ってやっても
アタリはしないし。
綺麗なオキアミちゃんを
ぶら下げたって喰い付きゃしない。
おまけに周りのお客さんには
釣れてるってどういうことだい?
アマダイ君よぉ!!
おまいがその気なら
こっちだってその気だぜ!
もう今日の釣りはや〜めた。
今日はオデコでいいや。
もうアマダイの顔は見てやらん!!
と言うかもう見たくねえや!!
言っとくけどアマダイ君、
おまいの勝ちって訳じゃねぇからな!!

「仕掛け揚げてください、場所替えしま〜す」
こういう時に場所替えとは・・・。
よし決めた!
場所を替えたら最後に一投だけやるから、
アマダイ君にチャンスをあげよう。
これで喰わない気なら
もう知らん。

「ハイ、どうゾ〜。やってください」
場所に着いたな。
さぁアマダイ、おまいの気持ちはどうなんだ?
これで喰わなきゃホントにこれっきりだゾ。
・・・。
グンッ!グンッ!
竿先にアタリがっ!!
こりゃあアマダイの引きだぜィ!
あぁ、これ以上怒らないでくださいってか?
これっきりなんて言わないでくださいってか?
だったら朝から喰いつけよ。
良かったなぁ、こっちが優しい気持ちの持ち主で
チャンスをもらえて良かったなぁ。

アマダイの姿が見え
手元にアマダイが来て
釣り上げた瞬間、
今までの気持ちがウソのよう。
あぁオデコじゃなくて良かったぁ〜。
アマダイ君、君に会いたかったんだよぉ〜。
強気な事言ってごめんね。
怒らないでね。
今まで失礼な事言ったかも知んないけど
許してね。
また釣りに来たら喰いついてね。
お願い!!






独り言・・・。
誘いに誘ってや〜っと来た!!
竿先がグンッグンッと
気持ちのよい待望のアタリ!!
こりゃあアマダイ間違いなし
アワセをしたら慎重にリーリング。
平静を装って涼しい顔して、
だけど内心ドキドキ物だよ!
こりゃあジャンボだなぁ?
釣ったら何して喰おうかなぁ?
数メートルまで来たゾ!!
後ちょっとでご対面・・・!!
ポクンッ・・・。
あれ?おかしいゾ?
バラシなんかじゃないよな?
んな訳ない!んな訳ない!
きっと薄桃色の魚体が
浮いてくるって!!
目の前に、すっからかんの
仕掛けを見ても
信じない!信じない!
目の前真っ白!
それにしてもバラシって頭に来る!!
こっ悔しいとはこの事だ!!
やってらんない!!
竿を海に投げちゃおうかな?
釣りはもうイヤだ。
や〜めた。
これっきりにすんべぇ。
とか言いながら次の付けエサをセットして
再チャレンジしてる自分が・・・。
さっきまでの悔しさが
いつの間にか気合へと変わる!!
だから釣りって止められないのよねん!!
絶対釣ってやるゾ〜!!